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Translations of Quran Verses
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[{"i":1,"v":["慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。","万有の主,アッラーにこそ凡ての称讃あれ,","慈悲あまねく慈愛深き御方,","最後の審きの日の主宰者に。","わたしたちはあなたにのみ崇め仕え,あなたにのみ御助けを請い願う。","わたしたちを正しい道に導きたまえ,","あなたが御恵みを下された人々の道に,あなたの怒りを受けし者,また踏み迷える人々の道ではなく。"],"n":"Al-Fatiha"},{"i":2,"v":["アリフ・ラーム・ミーム。","それこそは,疑いの余地のない啓典である。その中には,主を畏れる者たちへの導きがある。","主を畏れる者たちとは,幽玄界を信じ,礼拝の務めを守り,またわれが授けたものを施す者,","またわれがあなた(ムハンマド)に啓示したもの,またあなた以前(の預言者たち)に啓示したものを信じ,また来世を堅く信じる者たちである。","これらの者は,主から導かれた者であり,また至上の幸福を成就する者である。","本当に信仰を拒否する者は,あなたが警告しても,また警告しなくても同じで,(頑固に)信じようとはしないであろう。","アッラーは,かれらの心も耳をも封じられる。また目には覆いをされ,重い懲罰を科せられよう。","また人びとの中,「わたしたちはアッラーを信じ,最後の(審判の)日を信じる。」と言う者がある。だがかれらは信者ではない。","かれらはアッラーと信仰する者たちを,欺こうとしている。(実際は)自分を欺いているのに過ぎないのだが,かれらは(それに)気付かない。","かれらの心には病が宿っている。アッラーは,その病を重くする。この偽りのために,かれらには手痛い懲罰が下されよう。","「あなたがたは,地上を退廃させてはならない。」と言われると,かれらは,「わたしたちは矯正するだけのものである。」と言う。","いや,本当にかれらこそ,退廃を引き起こす者である。だがかれらは(それに)気付かない。","「人びとが信仰するよう,信仰しなさい。」と言われると,かれらは,「わたしたちは愚か者が信仰するように,信じられようか。」と言う。いや,本当にかれらこそ愚か者である。だがかれらは,(それが)分らない。","かれらは信仰する者に会えば,「わたしたちは信仰する。」と言う。だがかれらが仲間の悪魔〔シャイターン〕たちだけになると,「本当はあなたがたと一緒なのだ。わたしたちは,只(信者たちを)愚弄していただけだ。」と言う。","だがアッラーは,このような連中を愚弄し,不信心のままに放置し,当てもなくさ迷わせられる。","これらの者は導きの代わりに,迷いを購った者で,かれらの取引は利益なく,また決して正しく導かれない。","かれらを譬えれば火を灯す者のようで,折角火が辺りを照らしたのに,アッラーはかれらの光を取り上げられ,暗闇の中に取り残されたので,何一つ見ることが出来ない。","聾唖で盲人なので,かれらは引き返すことも出来ないであろう。","また(譬えば)暗闇の中で雷鳴と稲妻を伴なう豪雨が天から降ってきたようなもので,落雷の恐さから死を恐れて,(戯らに)耳に指を差し込む。だがアッラーは,不信心者たちを全部取り囲まれる。","稲妻はほとんどかれらの視覚を奪わんばかりである。閃く度にその中で歩みを進めるが,暗闇になれば立ち止まる。もしもアッラーが御望みならば,かれらの聴覚も視覚も必ず取り上げられる。本当にアッラーは,凡てのことに全能であられる。","人びとよ。あなたがた,またあなたがた以前の者を創られた主に仕えなさい。恐らくあなたがたは(悪魔に対し)その身を守るであろう。","(かれは)あなたがたのために大地を臥所とし,また大空を天蓋とされ,天から雨を降らせ,あなたがたのために糧として種々の果実を実らせられる方である。だからあなたがたは(真理を)知った上は,(唯一なる)アッラーの外に同じような神があるなどと唱えてはならない。","もしあなたがたが,わがしもべ(ムハンマド)に下した啓示を疑うならば,それに類する1章 〔スーラ〕でも作ってみなさい。もしあなたがたが正しければ,アッラー以外のあなたがたの証人を呼んでみなさい。","もしあなたがたが出来ないならば,いや,出来るはずもないのだが,それならば,人間と石を燃料とする地獄の業火を恐れなさい。それは不信心者のために用意されている。","信仰して善行に勤しむ者たちには,かれらのために,川が下を流れる楽園に就いての吉報を伝えなさい。かれらはそこで,糧の果実を与えられる度に,「これはわたしたちが以前に与えられた物だ。」と言う。かれらには,それ程似たものが授けられる。また純潔な配偶者を授けられ,永遠にその中に住むのである。","本当にアッラーは,蚊または更に小さいものをも,比喩に挙げることを厭われない。信仰する者はそれが主から下された真理であることを知る。だが不信心者は,「アッラーは,この比喩 で一体何を御望みだろう。」と言う。かれは,このように多くの者を迷うに任せ,また多くの者 を(正しい道に)導かれる。かれは,主の掟に背く者の外は,(誰も)迷わさない。","確約して置きながらアッラーとの約束を破る者,アッラーが結ぺと命じられたものから離れ,地上で悪を行う者,これらの者は(等しく)失敗者である。","あなたがたはどうしてアッラーを拒否出来ようか。かれこそは生命のないあなたがたに,生命を授けられた御方。それからあなたがたを死なせ,更に甦らせ,更にまたかれの御許に帰らせられる御方。","かれこそは,あなたがたのために,地上の凡てのものを創られた方であり,更に天の創造に向かい,7つの天を完成された御方。またかれは凡てのことを熟知される。","またあなたの主が(先に)天使たちに向かって,「本当にわれは,地上に代理者を置くであろう。」と仰せられた時を思い起せ。かれらは申し上げた。「あなたは地上で悪を行い,血を流す者を置かれるのですか。わたしたちは,あなたを讃えて唱念し,またあなたの神聖を譲美していますのに。」かれは仰せられた。「本当にわれはあなたがたが知らないことを知っている。」","かれはアーダムに凡てのものの名を教え,次にそれらを天使たちに示され,「もし,あなたがた(の言葉)が真実なら,これらのものの名をわれに言ってみなさい。」と仰せられた。","かれらは(答えて)申し上げた。「あなたの栄光を讃えます。あなたが,わたしたちに教えられたものの外には,何も知らないのです。本当にあなたは,全知にして英明であられます。」","かれは仰せられた。「アーダムよ,それらの名をかれら(天使)に告げよ。」そこでアーダムがそれらの名をかれらに告げると,かれは,「われは天と地の奥義を知っているとあなたがたに告げたではないか。あなたがたが現わすことも,隠すことも知っている。」と仰せられた。","またわれが天使たちに,「あなたがた,アーダムにサジダしなさい。」と言った時を思い起せ。その時,皆サジダしたが,悪魔〔イブリース〕だけは承知せず,これを拒否したので,高慢で不信の徒となった。","われは言った。「アーダムよ,あなたとあなたの妻とはこの園に住み,何処でも望む所で,思う存分食べなさい。だが,この木に近付いてはならない。不義を働く者となるであろうから。 」","ところが悪魔〔シャイターン〕は,2人を躓かせ,かれらが置かれていた(幸福な)場所から離れさせた。われは,「あなたがたは落ちて行け。あなたがたは,互いに敵である。地上には,あなたがたのために住まいと,仮初の生活の生計があろう。」と言った。","その後,アーダムは,主から御言葉を授かり,主はかれの悔悟を許された。本当にかれは,寛大に許される慈悲深い御方であられる。","われは言った。「あなたがたは皆ここから落ちて行け。やがてあなたがたに必ずわれの導きが恵まれよう。そしてわれの導きに従う者は,恐れもなく憂いもないであろう。","だが信仰を拒否し,われの印を嘘呼ばわりする者は,業火の住人であって,永遠にその中に住むであろう。」","イスラエルの子孫たちよ,あなたがたに施したわれの恩恵を心に銘記し,われとの約束を履行しなさい。われはあなたがたとの約束を果すであろう。われだけを畏れなさい。","あなたがたが持っているものの確証として,われが下した啓示(クルアーン)を信じ,これを信じない者の,先頭になってはならない。また僅かな代償で,わが印を売ってはならない。そしてわれだけを畏れなさい。","嘘をもって真理を被ったり,また(確かに)知っていながら,真理を隠してはならない。","礼拝〔サラート)の務めを守り,定めの施し〔ザカ―卜〕をなし,立礼〔ルクーウ〕に勤しむ人たちと共に立礼しなさい。","あなたがたは,人びとに善行を勧めながら,自分では(その実行を)忘れてしまったのか。あなたがたは啓典を読誦しながら,それでも尚理解しないのか。","忍耐と礼拝によって,(アッラーの)御助けを請い願いなさい。だがそれは,(主を畏れる)謙虚な者でなければ本当に難かしいこと。","敬神の仲間はやがて主に会うこと,かれの御許に帰り行くことを堅く心に銘記している者である。","イスラエルの子孫たちよ,われがあなたがたに与えた恩恵と,(わが啓示を)万民に先んじ(て下し)たことを念い起せ。","そして誰も外の者のために身代りになれない日のために,またどんな執り成しも許されず,償いも受け入れられず,また誰一人助けることの出来ない(日のために)その身を守りなさい。","そしてわれがあなたがたをフィルアウンの一族から救った時を思い起せ。かれらはあなたがたを重い刑に服させ,あなたがたの男児を殺し,女児を生かして置いた。それはあなたがたの主からの厳しい試練であった。","またわれがあなたがたのために海を分けて,あなたがたを救い,あなたがたが見ている前で,フィルアウンの一族を溺れさせた時のことを思い起せ。","また,われが40夜にわたり, ムーサーと約束を結んだ時のこと。その時あなたがたはかれのいない間に仔牛を神として拝し,不義を行った。","それでも,その後われはあなたがたを許した。必ずあなたがたは感謝するであろう。","またわれがムーサーに,啓典と(正邪の)識別〔フルカーン〕(の基準)を与えたことを思い起せ。これもあなたがたが正しく導かれるであろうと思ってのこと。","その時ムーサーはその民に告げて言った。「わたしの民よ,本当にあなたがたは,仔牛を選んで,自らを罪に陥れた。だからあなたがたの創造の主の御許に悔悟して帰り,あなたがた自身を殺しなさい。そうしたら,創造の主の御目にも叶い,あなたがたのためにもよいだろう。」こうしてかれは,あなたがたの悔悟を受け入れられた。本当にかれは,度々許される御方,慈悲深い御方であられる。","あなたがたが,「ムーサーよ,わたしたちはアッラーをはっきりと見るまでは,あなたを信じないであろう。」と言った時を思い起せ。するとあなたがたが見ている前で,落雷があなたがたを襲った。","それからわれは,戒めとして落雷によりかれらに死を与え,感謝させるために復活させた。","われは雲の影をあなたがたの上に送り,そしてマンナとウズラとを下し,「われが授ける善いものを食べなさい。」(と告げたが,いうことをきかなかった)。かれらはわれを損なったのではなく,只自分の魂を損なったのである。","またこう言った時を思い起せ。「あなたがたは,この町に入り,意のままにそこで存分に食べなさい。頭を低くして門を入り,『御許し下さい。』と言え。われはあなたがたの過ちを赦し,また善行をする者には(報奨を)増すであろう。」","だがかれらの中の不義を行う者は,かれらに告げた言葉を,(勝手に)変えてしまった。それでわれは,それら不義を行う者の上に天から懲罰を下した。度々(わが命に)背いたためである。","またムーサーがその民のために,水を求めて祈った時を思い起せ。われは,「あなたの杖で岩を打て。」と言った。するとそこから,12の泉が涌き出て,各支族は,自分の水場を知った。「アッラーから授かった糧を,食べ且つ飲みなさい。堕落して,地上で悪を行ってはならない。 」","あなたがたがこう言ったのを思い起せ。「ムーサーよ,わたしたちは,一色の食物だけでは耐えられないから,地上に産するものをわたしたちに与えられるよう,あなたの主に祈って下さ い。それは野莱,胡瓜,穀物,れんず豆と玉葱である。」かれは言った。「あなたがたは,良いものの代りにつまらないものを求めるのか。(それなら)あなたがたの望むものが求められるような,どの町にでも降りて行くがよい。」こうしてかれらは,屈辱と貧困にうちひしがれ,またアッラーの激怒を被むった。それはかれらが,アッラーの印を拒否して信じないで,不当にも預言者たちを殺害したためである。これもかれらがアッラーの掟に背いて,罪を犯していたためである。","本当に(クルアーンを)信じる者,ユダヤ教徒,キリスト教徒とサービア教徒で,アッラーと最後の(審判の)日とを信じて,善行に勤しむ者は,かれらの主の御許で,報奨を授かるであろう。かれらには,恐れもなく憂いもないであろう。","またわれがあなたがたと契約を結び,あなたがたの頭上に(シナイ)山を持ち上げた時を思い起せ。「われがあなたがたに下したものを,しっかり受け取り,その中にあるものを銘記しなさい,そうすればあなたがたは神を畏れるであろう。」(と告げた。)","だがあなたがたは,その後背き去った。もしあなたがたにアッラーの恵みと慈悲がなかったならば,あなたがたは,きっと失敗にうちひしがれていたであろう。","またあなたがたは,自分たちの中で安息日の掟を破った者に就いて知っている,われはかれらに言い渡した。「あなたがたは猿になれ,卑められ排斥されよ。」","われはこうしてあなたがたの時代,また後代の者ヘの見せしめとし,また主を畏れる者への訓戒とした。","またムーサーが,その民に告げてこう言った時を思い起せ。「アッラーは,一頭の雌牛を犠牲に供えることをあなたがたに命じられる。」かれらは言った。「あなたは,わたしたちを愚弄するのか。」かれは祈った。「アッラーよ,わたしを御救い下さい。愚か者の仲間にならないように。」","かれらは言った。「あなたの主に御願いして,それがどんな(牛)か,わたしたちにはっきりさせて下さい。」かれは言った。「かれは仰せられる,その雌牛は老い過ぎずまた若過ぎない。その間の程良い(雌牛)である。さああなたがたが命じられたことを実行しなさい。」","かれらは言った。「あなたの主に御願いして,それが何色であるのか,わたしたちにはっきりさせて下さい。」かれは言った。「かれは仰せられる,それは黄金色の雌牛で,その色合は鮮かで,見る者を喜ばせるものである。」","かれらは言った。「あなたの主に御願いして,それはどんな(牛)か,わたしたちにはっき りさせて下さい。単に雌牛では,わたしたちにはどうも同じに思える。もしアッラーが御望みなら,わたしたちはきっと正しく導いて頂けよう。」","かれは(答えて)言った。「かれは仰せられる,それは土地の耕作にも,また畑の灌漑にも使われない,完全な無傷の雌牛だ。」かれらは言った。「あなたは今やっと,真実を伝えてくれた。」かれらは犠牲を捧げるのを引き伸ばしていたが,最後にはそれを余儀なくされた。","また,あなたがたが1人の人間を殺し,それがもとで互いに争った時のことを思い起せ。だがアッラーは,あなたがたが隠していたことを,暴かれた。","われは「その(雌牛の肉の)一片でかれを打て。」と言った。こうしてアッラーは死者を甦らせ,その印をあなたがたに示される。必ずあなたがたは悟るであろう。","ところがその後,あなたがたの心は岩のように硬くなった。いやそれよりも硬くなった。本当に岩の中には,川がその間から涌き出るものがあり,また割れてその中から水がほとばしり出るものもあり,またアッラーを畏れて,崩れ落ちるものもある。アッラーはあなたがたの行うことを,おろそかにされない。","(信仰する人びとよ)あなたがたは,かれら(ユダヤ人)があなたがたを信じることを望めようか。かれらの中の一団は,アッラーの御言葉を聞き,それを理解した後で故意にそれを書き変える。","そしてかれらは,信者たちに会うと,「わたしたちは信じる。」と言う。だがお互いだけで会うと,かれらは言う。「アッラーがあなたがたに解明されたものを,態々かれら(ムスリム)に知らせてやり,主の御前で,かれらがそれに就いてあなたがたを説き伏せる(余地を)与えるのか。」あなたがたは(かれらの狙いが)分からないのか。","かれらは知らないのであろうか。アッラーはかれらの隠すことも,現わすことも知り尽くされることを。","またかれらの中には,啓典を知らない文盲がいる,かれらは只(虚しい)願望を持ち,勝手に臆測するだけである。","災いあれ,自分の手で啓典を書き,僅かな代償を得るために,「これはアッラーから下ったものだ。」と言う者に。かれらに災いあれ,その手が記したもののために。かれらに災いあれ,それによって利益を得たために。","そしてかれらは,「業火がわたしたちに触れるのは,何日かの間に過ぎないであろう。」と言う。言ってやるがいい。「あなたがたは,アッラーと約束を結んだと言うのか。それならアッ ラーは決して破約されないであろう。それともあなたがたは,アッラーに就いて知りもしないことをロにしようとするのか。」","いや悪い行いを重ね,自分の罪で身動きが出来なくなるような者は皆,業火の住人である。その中に永遠に住むのである。","だが信仰して善行に勤しむ者は楽園の住人である。その中に永遠に住むのである。","われがイスラエルの子孫と,約束を結んだ時のことを思い起せ。(その時われは言った。)「あなたがたはアッラーの外に,何ものも崇めてはならない。父母に孝養をつくし,近親,孤児 ,貧者を親切に扱い,人びとに善い言葉で話し,礼拝の務めを守り,定めの喜捨をしなさい。」だが,あなたがたの中少数の者を除き,背き去った。","またわれが,あなたがたと約束を結んだ時のことを思い起せ。「あなたがたは仲間で血を流 してはならない。またあなたがたの同胞を生れた土地から追い出してはならない。」そこであなたがたは,これを厳粛に承認し, 自ら証言したのである。","それにも拘らず,その後互いに殺し合ったのはあなたがたであり,また一部の者を生れた土地から追い出し,罪と憎しみとをもって対立し(敵に)味方した。またかれらが捕虜となった時,身代金を取っている。かれらを追放したこと(自体)が,違法であるのに。あなたがたは啓典の一部分を信じて,一部分を拒否するのか。凡そあなたがたの中こんなことをする者の報いは, 現世における屈辱でなくてなんであろう。また審判の日には,最も重い懲罰に処せられよう。アッラーはあなたがたの行うことを見逃されない。","これらの人びとは,来世の代りに,現世の生活を購った者である。結局かれらの懲罰は軽減されず,また助けも得られないであろう。","こうしてわれはムーサーに啓典を授け,使徒たちにその後を継がせた,またわれはマルヤムの子イーサーに,明証を授け,更に聖霊でかれを強めた。それなのにあなたがた(ユダヤ人たち)は,使徒が自分たちの心にそわないものを齎す度に,倣慢になった。ある者を虚言者呼ばわりし,またある者を殺害した。","かれらは「わたしたちの心は覆われている」と言う。そうではない,アッラーはかれらをその冒瀆のために見限られたのである。したがって信仰に入る者は極く希である。","(今)アッラーの御許から啓典(クルアーン)が下されて,かれらが所持していたものを更に確認出来るようになったが,――以前から不信心の者に対し勝利を御授け下さいと願っていたにも拘らず――心に思っていたものが実際に下ると,かれらはその信仰を拒否する。アッラーの譴責は必ず不信心者の上に下るであろう。","災いは,かれらが自分の魂を売ったことにある。かれらがアッラーの下された啓典を信じないのは,アッラーがよいとされたしもベ(ムハンマド)に,下された恩恵を嫉むためである。それでかれらは,かれの怒りの上に怒りを招いた。不信心者は恥ずべき懲罰を受けるであろう。","かれらに向かって,「あなたがたは,アッラーが下されたものを信じなさい。」と言われると,かれらは,「わたしたち(ユダヤ人)は,わたしたちに下されたものを信じる。」と言う。それ以外のものは,仮令かれらが所持するものを確証する真理でさえも信じない。言ってやるがいい。「あなたがたがもし信者ならば,何故以前アッラーの預言者たちを殺害したのか。」","本当にムーサーは,明証をもってあなたがたの許にやって来た。ところがあなたがたは,かれのいない時仔牛を神として拝み,不義の徒となったのである。","またわれが,あなたがたの上に(シナイ)山を持ち上げて,契約を結んだ時のことを思い起せ。「われがあなたがたに下したものをしっかり受け取り,また(われの律法を)聞きなさい。」かれらは(答えて)「わたしたちは聞く,だが従わない。」と言った。この拒否のため,かれらは,仔牛(に対する信仰)を心の中に飲み込んでしまった。言ってやるがいい。「もしあなたがたに信仰があるのなら,あなたがたの信仰の命じることこそ憎むべきである。」","言ってやるがいい。「もしアッラーの御許の,来世における住まいが,あなたがた(ユダヤ人)だけの特別あつらえで,外の人びとは入れないものであり,あなたがたが正しいというならば,素直に死を願い出よ。」","だがかれらは,その手が予め犯した(罪の)ために,決して死を望まないであろう。アッラーは,不義を行う者を熟知される。","かれらこそ生にも執着する連中であることを,あなたは知るであろう。多神教徒はそれぞれ千年の寿命を望んでいる。だが仮令生き長らえても,その懲罰からは免れないであろう。アッラーはかれらの行いを凡て御存知であられる。","言ってやるがいい(ムハンマドよ)。「ジブリールに敵対するのは,誰であるのか。本当にかれこそは,アッラーの御許しにより,先にあるものを確証し,また信者への導き,吉報として,あなたの心に(主の啓示を)下す者である。","アッラーとその諸々の天使,使徒およびジブリールとミーカールに敵対する者は,誰であるのか。本当にアッラーこそ不信心者にとっては敵である。」","われは,明白な印をあなたに下した。性根の曲がった者の外は,誰もこれを拒否しないであろう。","かれら(ユダヤ人)は約束を結ぶ度に,その中の一派の者が,それを放棄する。いや,かれらの多くは(元来)信じないのである。","使徒がアッラーの御許からやって来て,かれらの所持するものを確証すると,啓典の民の中の一派は,アッラーの啓典をまるで知らなかったかのように,背後に捨てた。","そしてかれらは,悪魔たちがスライマーンの王権に就いて,(偽って)述べることに従った。スライマーンは不信心ではなかった。しかし悪魔たちは不信心だったので人びとに妖術を教え,またバービル(バビロン)でハールートとマールートの両天使に授けられたものを教えた。だが両天使は,こう告げた後でなければ,誰にも教えなかった。「わたしたちは試みるだけだ。それで不信心になってはならない。」かれら(人びと)は両者から,夫と妻の間を引き離す術を学んだ。だがかれら(悪魔)とて,アッラーの御許しがない限り,それで誰も害することは出来なかった。しかし人びとは,自分に害になる,益のないことを学んだ。(この術を)購った者は,来世において何の福分にも与れないことを知りながら。ああ,何とつまらないもののために,かれらは魂を売ってしまったのか。かれらにそれが分っていたらよかったのに。","かれらがもし信仰して,(悪魔から)その身を守ったならば,アッラーの御許から,きっと良い報奨を得たであろう。かれらにそれが分っていたらよかったのに。","あなたがた信仰する者よ,ラーイナーと言ってはならない,ウンズルナーと言いなさい。そして(使徒の言葉に)耳を傾けなさい。不信者たちには厳しい懲罰が下ろう。","啓典の民の中,不信心者と多神教徒は,主からあなたがたに善いことが下るのを決して喜ばない。だがアッラーは,御心に適う者に,特別な慈悲をかけられる。アッラーは偉大な恩恵の主であられる。","われは(啓示の)どの節を取り消しても,また忘れさせても,それに優るか,またはそれと同様のものを授ける。アッラーは凡てのことに全能であられることを知らないのか。","あなたは天と地の大権が,アッラーの有であることを知らないのか。またあなたがたには,アッラー以外に守護者も援助者もないのである。","あなたがたは,以前ムーサーが問いただされたように,あなたがたの使徒に詰問しようとするのか。本当に信仰の代わりに不信心を選ぶ者は,公正な道から迷い去った者である。","啓典の民の多くは,あなたがたが信仰を受け入れた後でも,不信心に戻そうと望んでいる。真理がかれらに明らかにされているにも拘らず,自分自身の嫉妬心からこう望むのである。だからアッラーの命令が下るまで,かれらを許し,見逃がしておきなさい。本当にアッラーは凡てのことに全能であられる。","礼拝の務めを守り,定めの喜捨をしなさい。あなたがたが自分の魂のためになるよう行ったどんな善事も,アッラーの御許で見出されるであろう。誠にアッラーは,あなたがたの行うことを御存知であられる。","かれらは,「ユダヤ人とキリスト教徒の外,誰も楽園に入いれないだろう。」と言う。それはかれらの(虚しい)望みである。言ってやるがいい。「もしあなたがたが真実なら,証拠を出して見なさい。」","これに反し,アッラーに自分の真心を尽くして服従,帰依し,善行に勤しむ者は,主の御許から報奨を与えられる。かれらには恐れもなく憂いもないであろう。","ユダヤ人は言う。「キリスト教徒は,全く拠るところがない。」キリスト教徒も,「ユダヤ人は全く拠るところがない。」と言う。かれらは(同じ)啓典を読誦しているのに。知識のない者どもは,これと同じ(ような)ことを口にする。だがアッラーは,審判の日にかれらの論争に判決を下される。","アッラーの聖なるマスジドで(人びとが)その御名を讃えるのを妨げたり,またそれを破壊しようとする者よりも不将な者がどこにいるだろうか。これらの者は,(本来)恐る恐るそこに足を踏み入れることしか出来ないはずである。かれらは,現世では屈辱を,また来世では厳しい懲罰を受けよう。","東も西も,アッラーの有であり,あなたがたがどこに向いても,アッラーの御前にある。本当にアッラーは広大無辺にして全知であられる。","またかれらは,「アッラーは御子をもうけられる。」と言う。何と恐れ多いことよ。凡そ,天にあり地にある凡てのものは,かれの有であり,かれに崇敬の誠を尽くします。","(かれこそは)天と地の創造者である。かれが一事を決められ,それに「有れ。」と仰せになれば,即ち有るのである。","知識のない者たちは,「アッラーは,何故わたしたちに話しかけられず,また印を下されないのだろう。」と言う。以前にもかれらのように言う者がいた。かれらの心は同じようなものである。しっかりした信仰を持つ人びとには,われは種々の印を既に明示してい る。","本当にわれは,吉報と警告の伝達者として,あなたを真理と共に遣わした。あなたは業火の住人に就いて問われることはない。","ユダヤ教徒もキリスト教徒も,あなたを納得しないであろう。あなたがかれらの宗旨に従わない限りは。言ってやるがいい。「アッラーの導きこそ(真の)導きである。」知識があなたに下っているにも拘らず,かれらの願いに従うならば,アッラー以外には,あなたを守る者も助け る者もないであろう。","われから啓典を授けられ,それを正しく読誦する者は,これ(クルアーン)を信じる。それを拒否する者どもは失敗者である。","イスラエルの子孫よ,われがあなたがたに与えた恩恵と,(わが啓示を)万民に先んじ(て下し)たことを念え。","誰一人,他人の身代りとなり得ない日のために,その身を守れ。どんな償いも受け入れられず,どんな執り成しも無駄で,誰にも助けてもらえない(その日のために)。","またイブラーヒームが,ある御言葉で主から試みられ,かれがそれを果たした時を思い起せ。「われはあなたを,人びとの導師としよう。」と主は仰せられた。かれは「またわたしの子孫までもですか。」と申し上げたところ,「われの約束は,悪行をした者たちには及ばない。」と仰せられた。","われが人びとのため,不断に集る場所として,また平安の場として,この家(カアパ)を設けた時を思い起せ。(われは命じた。)「イブラーヒームの(礼拝に)立った所を,あなたがたの礼拝の場としなさい。」またイブラーヒームとイスマーイールに命じた。「あなたがたはこれをタワーフ(回巡)し,イアテカ―フ(御籠り)し,またルクーウ(立礼)し,サジダする者たちのために,わが家を清めなさい。」","イブラーヒームが(祈って)言った。「主よ。ここを平安の町にして下さい。その住民に,果実を御授け下さい。アッラーと最後の日を信じる者のために。」するとかれは仰せられた。「信仰を拒否する者にも,しばしの間楽しみを与えよう。その後かれらを火獄の懲罰に,駆り立てるであろう。何と悪い帰り所であることよ。」","それからイブラーヒームとイスマーイールが,その家の礎を定めた時のこと。(その時二人は言った。)「主よ,わたしたちから(この奉仕を)受け入れて下さい。本当にあなたは全聴にして全知であられる。","主よ,わたしたち両人を,あなたに服従,帰依する者〔ムスリム〕にして下さい。またわたしたちの子孫をも,あなたに服従,帰依する民〔ウンマ〕にして下さい。わたしたちに祭儀を示し,哀れみを与えて下さい。あなたは度々許される方,慈悲深い方であられる。","主よ,かれらの間にあなたの印を読誦させ啓典と英知を教え,かれらを清める使徒をかれらの中から遣わして下さい。本当にあなたは偉大にして英明な方であられる。」","愚か者でもない限り,誰がイブラーヒームの教えを避けるであろうか。まさにわれは,現世においてかれを選んだ。来世においても,かれはきっと正義の徒の1人である。","主がかれに向かって,「服従,帰依しなさい。」と仰せられた時を思い起せ。かれは,「わたしは,万有の主に服従,帰依します。」と申し上げた。","イブラーヒームは,このことをその子孫に伝え,ヤアコーブもまた(それにならった)。「わたしの子孫よ,アッラーはあなたがたのために,この教えを選ばれた。だから必ずムスリム(服従,帰依者)となって死なねばならない。」","ヤアコーブが臨終の時,あなたがたは立ち会ったか。かれがその子孫に向かって,「わたしが亡き後,あなたがたは何に仕えるのか。」と言うと,かれらは,「わたしたちはあなたの神,イブラーヒーム,イスマーイール,イスハークの神,唯一の神(アッラー)に仕えます。かれに,わたしたちは服従,帰依します。」と言った。","これは過ぎ去った民〔ウンマ〕のことである。かれらにはその稼いだことに対し,またあなたがたにもその稼いだことに対し(応報があろう)。かれらの行ったことに就いて,あなたがたが問われることはないのである。","かれらは言う。「あなたがたは正しく導かれたいならば,ユダヤ教徒かキリスト教徒になりなさい。」言ってやるがいい。「いや,わたしたちはイブラーヒ―ムの純正の教えを信奉する。かれは,多神教徒の仲間ではなかった。」","言え,「わたしたちはアッラーを信じ,わたしたちに啓示されたものを信じます。またイブラーヒーム,イスマーイール,イスハーク,ヤアコーブと諸支部族に啓示されたもの,とムーサーとイーサーに与えられたもの,と主から預言者たちに下されたものを信じます。かれらの間のどちらにも,差別をつけません。かれにわたしたちは服従,帰依します。」","それでもしかれらが,あなたがたのように信仰するならば,かれらは確かに正しい導きの中にいる。だがもし背き去るならば,かれらは離ればなれとなるであろう。彼らのことはアッラーに御任せしておけ。かれは全聴にして全知であられる。","アッラーの色染めというが,誰がアッラーよりも良く色染め出来ようか。わたしたちが仕えるのはかれである。","(ユダヤ教徒やキリスト教徒たちに)言ってやるがいい。「あなたがたは,アッラーに就いてわたしたちと論議するのか,かれはわたしたちの主であり,またあなたがたの主であられる。 わたしたちにはわたしたちの行いがあり,あなたがたにはあなたがたの行いがある。わたしたちは,かれに誠を尽くします。","またあなたがたは,『イブラーヒーム,イスマーイール,イスハーク,ヤアコーブ,とその諸支部族が,ユダヤ教徒またはキリスト教徒であった。』と言うのか。言ってやるがいい。『最もよく知る者は,あなたがたなのか,それともアッラーであられるのか。アッラーから下された証拠を持ちながら,それを隠すよりも酷い不正があろうか。』アッラーは,あなたがたの行うことに無頓着な方ではない。」","かれらは過ぎ去った共同体〔ウンマ〕である。かれらにはその稼ぎがあり,またあなたがたには,その稼ぎがある。かれらの行いに就いて,あなたがたが問われることはないのである。","人びとの中の愚かな者は言うであろう。「どうしてかれら(ムスリム)は守っていた方向〔キブラ〕を変えたのか。」言ってやるがいい。「東も西もアッラーの有である。かれは御心にかなう者を,正しい道に導かれる。」","このようにわれは,あなたがたを中正の共同体〔ウンマ〕とする。それであなたがたは,人びとに対し証人であり,また使徒は,あなたがたに対し証人である。われがあなたがたの守っていたものに対し,この方向〔キブラ〕を定めたのは,只,踵を返す者と使徒に従う者とを見分けるためである。これは容易ではない事であるが,アッラーが導かれる者にとっては何でもない。だがアッラーは,あなたがたの信仰を決して虚しくなされない。本当にアッラーは人間に対し,限りなく優しく慈悲深い方であられる。","われはあなたが(導きを求め),天に顔を巡らすのを見る。そこでわれは,あなたの納得するキブラに,あなたを向かわせる。あなたの顔を聖なるマスジドの方向に向けなさい。あなたがたは何処にいても,あなたがたの顔をキブラに向けなさい。本当に啓典の民は,それが主からの真理であることを知っている。アッラーは,かれらの行うことに無頓着な方ではない。","仮令あなたが,凡ての印を啓典の民に提示しても,かれらはあなたのキブラに従わないであろう。またあなたもかれらのキブラに従わない。かれらは互いに,他の者のキブラに従わない。あなたに知識が授けられた後,もしかれらの(虚しい)望みに従うならば,本当にあなたは,不義を行う者の仲間である。","われが啓典を授けた者たちは,自分の子を認めるようにそれを認める。だがかれら一部の者は,承知の上で真理を隠す。","真理は主から(来たもの)である。だからあなたがたは疑うべきではない。","各人にはその向かう方位がある。それで互いに凡ての善事を競え。あなたがたは何処にいても,アッラーは一斉にあなたがたを集められる。誠にアッラーは凡てのことに全能であられる。","だからあなたは,何処に行っても,顔を聖なるマスジドの方に向けなさい。これは本当に,あなたの主からの真理である。アッラーは,あなたがたの行うことに無頓着な方ではない。","だからあなたがたは,何処に行っても,顔を聖なるマスジドの方に向けなさい。またあなたがたは何処にいても,顔をそこに向けなさい。これは不義を行う者は論外であるが,人々があなたがたに対しとやかく言う余地を無くすためである。だからかれらを恐れず,ただわれを畏れなさい。それはあなたがたに対する,わが恩恵を全うするためである。あなたがたは恐らく正しい導きを与えられるであろう。","われはあなたがたの一人をわが使徒として遣わし,わが印をあなたがたに読誦して,あなたがたを清め,また啓典と英知を教え,あなたがたの知らなかったことを教えさせた。","だからわれを念じなさい。そうすればわれもあなたがたに就いて考慮するであろう。われに感謝し,恩を忘れてはならない。","あなたがた信仰する者よ,忍耐と礼拝によって助けを求めなさい。本当にアッラーは耐え忍ぶ者と共におられる。","アッラーの道のために殺害された者を,「(かれらは)死んだ。」と言ってはならない。いや,(かれらは)生きている。只あなたがたが知らないだけである。","われは,恐れや飢え,と共に財産や生命,(あなたがたの労苦の)果実の損失で,必ずあなたがたを試みる。だが耐え忍ぶ者には吉報を伝えなさい。","災難に遭うと,「本当にわたしたちは,アッラーのもの。かれの御許にわたしたちは帰ります。」と言う者,","このような者の上にこそ主からの祝福と御恵みは下り,またかれらは,正しく導かれる。","本当にサファーとマルワは,アッラーの聖蹟の中である。だから聖殿に巡礼する者,または(小巡礼のためにそれを)訪れる者は,この両丘をタフーフ(回巡)しても罪ではない。進んで善い行いをする者には,本当にアッラーは嘉し,それをよく御認め下さる。","啓典の中で人びとのためわれが解明した後で,凡そわれが下した明証と導きを隠す者たちは,アッラーの怒りに触れ,呪う者たちの呪いにも会うであろう。","だが悔悟してその身を修め,(真理を)公然と表明する者は別で,これらの者には,われはその悔悟を許すであろう。本当にわれは度々許す,慈悲深い者である。","本当に信仰を拒んで不信者として死ぬ者たち,かれらの上にはアッラーの譴責と,天使たちおよび全人類の呪いがある。","かれらはその中に永遠に住むであろう。その懲罰は軽減されず,また猶予もないであろう。","あなたがたの神は唯一の神(アッラー)である。かれの外に神はなく,慈悲あまねく慈愛深き方である。","本当に天と地の創造,昼夜の交替,人を益するものを運んで海原をゆく船の中に,またアッラーが天から降らせて死んだ大地を甦らせ,生きとし生けるものを地上に広く散らばせる雨の中に,また風向きの変換,果ては天地の間にあって奉仕する雲の中に,理解ある者への(アッラーの)印がある。","だが人びとの中にはアッラーの外に同位の者を設けて,アッラーを愛するようにそれらを愛する者もある。だが信仰する者たちは,アッラーを激しく熱愛する。これら悪を行う者が,その懲罰を見る時思い知るがいい。一切の権能がアッラーに属し,またアッラーが厳しい懲罰を加えられることを。","その時指導者たちは追従者を見捨てて,懲罰を目の辺にして,かれらの間の一切の絆が断絶するであろう。","それで追従者たちは言う。「もしわたしたちが今一度ひき返すことが出来るならば,かれらがわたしたちを見捨てたようにかれらを見捨てるのだが。」アッラーはこのように,自分の行い(の果実)を明示される。かれらにとって痛恨の外ないであろう。かれらは業火(の責め苦)から出ることは出来ない。","人びとよ,地上にあるものの中良い合法なものを食べて,悪魔の歩みに従ってはならない。本当にかれは,あなたがたにとって公然の敵である。","かれは,唯罪悪と醜事をあなたがたに命じ,アッラーに就いて,あなたがたの知らないことをロ走らせる。","かれらに,「アッラーが啓示されたところに従え。」と言えば,かれらは,「いや,わたしたちは祖先の道に従う。」と言う。何と,かれらの祖先は全く蒙味で,(正しく)導かれなかったではないか。","信仰を拒む者たちを譬えるならば,何と呼びかけられても,呼び声と叫び声の外聞けない者のようで,聾唖者,盲人である。したがってかれらは理解することが出来ない。","信仰する者よ,われがあなたがたに与えた良いものを食べなさい。そしてアッラーに感謝しなさい。もしあなたがたが本当に,かれに仕えるのであるならば。","かれがあなたがたに,(食べることを)禁じられるものは,死肉,血,豚肉,およびアッラー以外(の名)で供えられたものである。だが故意に違反せず,また法を越えず必要に迫られた場合は罪にはならない。アッラーは寛容にして慈悲深い方であられる。","アッラーが啓示された啓典の一部を隠し,それで僅かな利益を購う者は,その腹の中に火だけを飲み,復活の日にアッラーの御言葉もなく,また清めてもいただけないであろう。かれらは痛ましい懲罰を受ける。","これらの者は,導きの代りに迷いを購い,また寛容の代りに懲罰を購う者たちである。かれらは如何に業火(の責め苦)を耐えねばならないことであろうか。","それというのもアッラーが,真理をもって啓典を下されたからである。この啓典に就いて異論を唱える者は,遠く離れ去った者たちである。","正しく仕えるということは,あなたがたの顔を東または西に向けることではない。つまり正しく仕えるとは,アッラーと最後の(審判の)日,天使たち,諸啓典と預言者たちを信じ,かれを愛するためにその財産を,近親,孤児,貧者,旅路にある者や物乞いや奴隷の解放のために費やし,礼拝の務めを守り,定めの喜捨を行い,約束した時はその約束を果たし,また困苦と逆境と非常時に際しては,よく耐え忍ぶ者。これらこそ真実な者であり,またこれらこそ主を畏れる者である。","信仰する者よ,あなたがたには殺害に対する報復が定められた。自由人には自由人,奴隷には奴隷,婦人には婦人と。だがかれ(加害者)に,(被害者の)兄弟から軽減の申し出があった場合は,(加害者は)誠意をもって丁重に弁償しなさい。これはあなたがたへの主からの(報復の)緩和であり,慈悲である。それで今後これに違反する者は,痛ましい懲罰を受けるであろう 。","この報復(の掟)には,あなたがたへの生命(の救助)がある。思慮ある者たちよ,恐らくあなたがたは主を畏れるであろう。","あなたがたの中,死が近付いて,もし財産を残す時は,両親と近親に,公正な遺言をするよう定められている。これは,主を畏れる者の義務である。","それを聞いた後,(その遺言を勝手に)変更する者があれば,罪はそれを変更した者の上にある。本当にアッラーは,全聴にして全知であられる。","ただし,遺言者に不公平または不正のあることを恐れる者が,当事者の間を調停するのは,罪ではない。アッラーは寛容にして慈悲深き御方である。","信仰する者よ,あなたがた以前の者に定められたようにあなたがたに斎戒が定められた。恐らくあなたがたは主を畏れるであろう。","(斎戒は)定められた日数である。だがあなたがたのうち病人,または旅路にある者は,後の日に(同じ)日数を(斎戒)すればよい。それに耐え難い者の償いは,貧者への給養である。すすんで善い行いをすることは,自分のために最もよい。もしあなたがたがよく(その精神を)会得 したならば,斎戒は更にあなたがたのために良いであろう。","ラマダーンの月こそは,人類の導きとして,また導きと(正邪の)識別の明証としてクルアーンが下された月である。それであなたがたの中,この月(家に)いる者は,この月中,斎戒しなければならない。病気にかかっている者,または旅路にある者は,後の日に,同じ日数を(斎戒する)。アッラーはあなたがたに易きを求め,困難を求めない。これはあなたがたが定められた期間を全うして,導きに対し,アッラーを讃えるためで,恐らくあなたがたは感謝するであろう。","われのしもべたちが,われに就いてあなたに問う時,(言え)われは本当に(しもべたちの)近くにいる。かれがわれに祈る時はその嘆願の祈りに答える。それでわれ(の呼びかけ)に答えさせ,われを信仰させなさい,恐らくかれらは正しく導かれるであろう。","あなたがたは斎戒の夜,妻と交わることを許される。かの女らはあなたがたの衣であり,あなたがたはまたかの女らの衣である。アッラーはあなたがたが自ら欺いているのを知っておられ ,不憫におもわれ,あなたがたを許された。だからかの女らと交わり,アッラーがあなたがたのため,定められたところに従え。また自糸と黒糸の見分けられる黎明になるまで食べて飲め。その後は日暮れまで斎戒を全うしなさい。マスジドに御籠りしている間,かの女らに交わってはならない。これはアッラーの(定められた)掟だから,それに近付いてはならない。このように アッラーは,人びとに印を説き明かされる。恐らくかれらは主を畏れるであろう。","あなたがたの間で,不法にあなたがたの財産を貪ってはならない。またそれを贈って裁判官に近付き,他人の財産の一部を,不当であると知りながら貪ってはならない。","かれらは新月に就いて,あなたに問うであろう。言ってやるがいい。「それは人びとのため ,また巡礼のための時の定めである。」またあなたがたが,自分の家の裏日から入るのは善行ではない。凡そ善行とは,主を畏れることである。だから家に入るには,正門から入りなさい。アッラーを畏れよ,あなたがたは恐らく至上の幸福を成就するであろう。","あなたがたに戦いを挑む者があれば,アッラーの道のために戦え。だが侵略的であってはならない。本当にアッラーは,侵略者を愛さない。","かれらに会えば,何処でもこれを殺しなさい。あなたがたを追放したところから,かれらを追放しなさい。本当に迫害は殺害より,もっと悪い。だが聖なるマスジドの近くでは,かれらが戦わない限り戦ってはならない。もし戦うならばこれを殺しなさい。これは不信心者ヘの応報で ある。","だがかれらが(戦いを)止めたならば,本当にアッラーは,寛容にして慈悲深くあられる。","迫害がなくなって, この教義がアッラーのため(最も有力なもの)になるまでかれらに対して戦え。だがもしかれらが(戦いを)止めたならば,悪を行う者以外に対し,敵意を持つべきではない。","聖月には聖月,また聖事には聖事,これが報復である。誰でも,あなたがたに敵対する者には,同じように敵対しなさい。だがアッラーを畏れなさい。本当にアッラーは,主を畏れる者と共におられることを知れ。","またアッラーの道のために(あなたがたの授けられたものを)施しなさい。だが,自分の手で自らを破滅に陥れてはならない。また善いことをしなさい。本当にアッラーは,善行を行う者を愛される。","アッラーのために,巡礼〔ハッジ〕と小巡礼〔オムラ〕を全うしなさい。もしあなたがたが妨げられたならば,容易に得られる供物を(送りなさい)。そして供物が犠牲を捧げる場に到着するまで,あなたの頭を剃ってはならない。あなたがたの中に病人,または頭(の皮膚)だ患いのある者は,斎戒をするか施しをなし,または犠牲を捧げて(頭を刺る)償ないとしなさい。またあなたがたが故障もないのに小巡礼をして,巡礼までの間を楽しむ者は,容易に得られる犠牲を捧げなければならない。もしそれを捧げることが不可能な時は,巡礼中に3日,帰ってから7日 ,合せて10日間(の斎戒)をしなさい。これは聖なるマスジド(の所在地マッカ)に,家を持たない者に対する淀である。あなたがたはアッラーを畏れ,またアッラーの懲罰は本当に厳しいことを知りなさい。","巡礼(の時期)は周知の数月である。それでその間に巡礼の務めを果たそうと決心した者は,巡礼中,猥褻な行いや不道徳な行いを慎しみ,また論争してはならない。あなたがたの行う善いことを,アッラーは知っておられる。旅の準備をしなさい。だが最も優れた準備は篤信の念である。あなたがた思慮ある者よ,われを畏れなさい。","主の恩恵を求めて祈(り巡礼中に商売す)るのは,あなたがたにとって罪ではない。それでアラファートから,どっと下ってきて,聖なる場所(ムズダリファ)でアッラーを唱えて念じなさい。かれがあなたがたのことを思って導かれたように,あなたがたもかれを念いなさい。以前 あなたがたは,確かに迷っていた。","それで,人びとの急ぎ降りるところから急ぎ降り,アッラーの御赦しを請い願いなさい。誠にアッラーは,寛容にして慈悲深くあられる。","あなたがたは聖儀を果たしたならば,アッラーを念じなさい。あなたがたの祖先を念じるように,いやそれよりも深く精魂を打ち込んで念じなさい。人びとの中には(祈って),「主よ, 現世でわたしたちに,幸いを賜わりますように。」と言う者がある。だがかれらは来世における分けまえを得られないであろう。","また人びとの中には(祈って),「主よ,現世でわたしたちに幸いを賜い,また来世でも幸いを賜え。業火の懲罰から,わたしたちを守ってください。」と言う者がある。","これらの者には,その行ったことに対して分けまえがあろう。本当にアッラーは精算に迅速である。","定められた数日間,アッラーを念じなさい。アッラーを畏れる者の中,誰でも急ぐならば,2日目(に帰っ)ても罪にはならない。また留まっても罪ではない。アッラーを畏れなさい。あなたがたは必ず,かれの御許に集められることを知りなさい。","人びとの中には,この世の生活に関する言葉で,あなたの目をくらませる者がある。そしてかれらは,自分の胸に抱くことの証人としてアッラーを呼ぶ。だがこのような人間こそも議論好きな敵である。","かれらは背を向けるやいなや,地上に悪を広めることにつとめ,収穫物や家蓄を荒し廻る。だがアッラーは邪悪を愛されない。","かれらは「アッラーを畏れなさい。」と言われると,その高慢さのため(更に)罪に走る。かれらには地獄こそ適しい。だが何と悪い臥所であろうか。","また人びとの中には,アッラーの御喜びを願って,自分を売った者がある。アッラーは(御自分の)しもベに優しくあられる。","あなたがた信仰する者よ,心を込めてイスラーム(平安の境)に入れ。悪魔の歩みを追ってはならない。本当にかれは,あなたがたにとって公然の敵である。","明証が下った後,あなたがたがもし足を踏みはずすならば,アッラーは偉力ならぶ者なく, 英明であられることを知りなさい。","かれらは,アッラーが雲の天蓋の中に,天使たちを率いてかれらに臨まれ,その事を解決されるのを待つだけではないのか。アッラーに凡ての事(の決定)は,帰属するのである。","イスラエルの子孫に問え。われが如何に多くの明証を,かれらに下したかを。アッラーの恩恵が下った後,これを改変する者があれば,本当にアッラーは懲罰に厳重であられる。","現世の生活は,不信心な者たちにとり魅惑的である。そしてかれらは信仰する者たちを嘲り笑う。だが(主に対して自分の)義務を果たす者は,復活の日にかれらの上位に立つであろう。 アッラーは,御望みの者に限りなく与えられる。","人類は(もともと)一族であった。それでアッラーは,預言者たちを吉報と警告の伝達者と して遺わされた。またかれらと共に真理による啓典を下し,それで,人びとの間に異論のある種々の事に就いて裁定させられる。こうしてかれらに明証が下っているにも拘らず,(啓典を)授けられた者たちは,かえって互いのために争ったのである。アッラーは,かれらが異論を唱える真理に就いて,信仰する者を特別の御許しで導かれる。本当にアッラーは,御心に適う者を正しい道に導かれる。","それともあなたがたは,先に過ぎ去った者たちが出会ったような(試みが)まだ訪れない先に(至上の幸福の)園に入ろうと考えるのか。かれらは災難や困窮に見舞われ,(不安の中に)動揺させられて,使徒も,一緒の信者たちも,「アッラーの御助けは,何時(来る)だろう。」 と叫んだ程であった。ああ,本当にアッラーの御助けは近付いている。","かれらは,如何に施すべきか,あなたに問うであろう。言ってやるがいい。「あなたがたが施してよいのは両親のため,近親,孤児,貧者と旅路にある者のためである。本当にアッラーはあなたがたの善行を,何でも深く知っておられる。」","戦いがあなたがたに規定される。だがあなたがたはそれを嫌う。自分たちのために善いこと を,あなたがたは嫌うかもしれない。また自分のために悪いことを,好むかもしれない。あなたがたは知らないが,アッラーは知っておられる。","かれらは聖月中に戦争することに就いて,あなたに問うであろう。言ってやるがいい。「聖月中に戦うことは重大事である。だがアッラーの道に近付くのを妨げ,かれを否定し,また聖な るマスジド〔アル・マスジド・ル・ハラーム〕を汚し,そこ(の聖域)に住む者を追放すること は,アッラーの御目にはもっと重大事である。迫害は,殺害より遙かに悪い。」かれらはもし出来るなら,あなたがたを信仰から背かせるまで戦いを止めないであろう。あなたがたの中で,もし信仰に背き,不信心者のままで死ぬ者があれば,このような者は,現世でも来世でも,その行いは徒となる。またこれらの者は,業火の住人である。かれらは永遠にその中に住む。","本当に信仰する者,(迫害を避けて)移り住む者,そしてアッラーの道のために奮闘努力する者,これらの者は,アッラーの慈悲に浴するであろう。アッラーは寛容にして慈悲深き方であられる。","かれらは酒と,賭矢に就いてあなたに問うであろう。言ってやるがいい。「それらは大きな罪であるが,人間のために(多少の)益もある。だがその罪は,益よりも大である。」またかれらは,何を施すべきかを,あなたに問うであろう。その時は,「何でも余分のものを。」と言ってやるがいい。このようにアッラーは,印をあなたがたに明示される。恐らくあなたがたは反省するであろう,","現世に就いてもまた来世に就いても。またかれらは孤児に関し,あなたに問うであろう。言ってやるがいい。「かれらのために,有利に取計らうのは善いことである。もし,かれらと親しく交る時は,あなたがたは兄弟である。」アッラーは,善意の者と悪事をなす者を知っておられる。アッラーがおぼしめしならば,あなたがたをきっと困惑させられる。誠にアッラーは,偉力ならぶものなく英明であられる。","多神教の女とは,かの女が信者になるまでは結婚してはならない。仮令あなたがたが気に入っていても,多神教の女よりは信仰のある女奴隷が勝る。また多神教の男が信者になるまでは, あなたがたの女子をかれらに嫁がせてはならない。仮令あなたがたの気に入っていても,多神教の男よりは信仰ある奴隷の方が勝っている。これらの者は,信者を業火に誘う。だがアッラーは 寛容に罪を許され,楽園に呼び入れられる。また人びとに,かれの印を明示される。恐らくかれ らは反省するであろう。","かれらは月経に就いて,あなたに問うであろう。言ってやるがいい。「それは不浄である。だから月経時には,妻から遠ざかり,清まるまで近付いてはならない。それで清まった時には,アッラーが命じられるところに従って,かの女らに赴け。誠にアッラーは,悔悟して不断に(かれに)帰る者を愛でられ,また純潔の者を愛される。」","妻はあなたがたの耕地である。だから意のままに耕地に赴け。だが自分の魂のために,(予め何か)善いことをしなさい。アッラーを畏れなさい。あなたがたは(来世で)かれに会うことを知りなさい。なお(これらの)吉報を信者たちに伝えなさい。","あなたがたは善行,アッラーを畏れて正しいことを行うこと,また人々の間を執りなすことなどに対してアッラーヘの誓いをロ実にしてはならない。アッラーは全聴にして全知であられる 。","アッラーは,あなたがたの誓いの中,不用意な言葉を咎めようとはなされない。だが,あなたがたの心の意図することを,咎められる。誠にアッラーは寛容にして大度の持主であられる。","妻と縁を絶つことを誓う者は,4ヶ月間待たねばならない。もし(離婚の意志を)ひるがえすならば,誠にアッラーは寛容にして慈悲深くあられる。","またかれらが,もし離婚を堅く決心したならば,誠にアッラーは全聴にして全知であられる 。","離婚された女は,独身のままで3度の月経を待たねばならない。またもしもかの女らが,アッラーと最後の日を信じるならば,アッラーが胎内に創られたものを,隠すのは合法ではない。(この場合)夫たちがもし和解を望み,その期間内にかの女らを復縁させるならば,より権利がある。女は,公平な状態の下に,かれらに対して対等の権利をもつ。だが男は,女よりも一段上位である。誠にアッラーは偉力ならびなく英明であられる。","離婚(の申し渡し)は,2度まで許される。その後は公平な待遇で同居(復縁)させるか,あるいは親切にして別れなさい。あなたがたはかの女に与えた,何ものも取り戻すことは出来ない。もっとも両人が,アッラーの定められた掟を守り得ないことを恐れる場合は別である。もしあなたがた両人が,アッラーの定められた掟を守り得ないことを恐れるならば,かの女がその(自由を得る)ために償い金を与えても,両人とも罪にはならない。これはアッラーの掟である。それ故これに背いてはならない。凡そアッラーの掟を犯す者こそ不義の徒である。","もしかれが(3回目の)離婚(を申し渡)したならば,かの女が他の夫と結婚するまでは,これと再婚することは出来ない。だが,かれ(第2の夫)がかの女を離婚した後ならば,その場合両人は罪にならない。もしアッラーの掟を守っていけると思われるならば,再婚しても妨げない。これはアッラーの掟である。かれは知識のある者たちに,これを説き明かされる。","あなたがたが妻を離婚して定められた期限が満了したならば,公平な待遇で同居させるか,または親切にして別れなさい。かの女を困らすために引きとめて,法を越えてはならない。そんなことをする者は,自分の魂を損う者である。愚弄して,アッラーの御告げを戯れごとにしてはならない。あなたがたに対するアッラーの恩恵を念い,またあなたがたに授けられた,あなたがたに勧告する啓典と英知を念え。アッラーを畏れなさい。アッラーは凡てのことを知り尽くされていることを知れ。","あなたがたが妻を離別し,定められた期間が満了して双方の合意の下に,妥当に話がまとまったならば,かの女らの結婚を(前の)夫は妨げてはならない。これ(教え)は,あなたがたの中アッラーと最後の日を信じる者への訓戒である。それはあなたがたにとって最も清浄であり潔白である。あなたがたは知らないが,アッラーは知っておられる。","母親は,乳児に満2年間授乳する。これは授乳を全うしようと望む者の期間である。父親はかれらの食料や衣服の経費を,公正に負担しなければならない。しかし誰も,その能力以上の負担を強いられない。母親はその子のために不当に強いられることなく,父親もその子のために不当に強いられてはならない。また相続人もそれと同様である。また両人が話し合いで合意の上,離乳を決めても,かれら両人に罪はない。またあなたがたは乳児を乳母に託すよう決定しても, 約束したものを公正に支給するならば,あなたがたに罪はない。アッラーを畏れなさい。アッラーは,あなたがたの行いを御存知であられることを知れ。","もしあなたがたの中死後に妻を残す者があれば,かの女らは独身のままで4ヶ月と10日間を待たなければならない。その期間が満了した時,かの女らが適切に,その身を処することに就いては,あなたがたに罪はない。アッラーはあなたがたの行うことを熟知しておられる。","あなたがたはそのような女に,結婚を仄めかしても,または(その想いを)自分の胸にしまっておいても罪はない。アッラーはあなたがたが胸に秘めることを知っておられる。だが,公正な言葉で話す外,決してかの女と秘密に約束してはならない。また定められた期限が来るま では,結婚の契りを固めてはならない。アッラーは,あなたがたが心の中に抱くことを熟知しておられることを知れ。だからかれに留意しなさい。アッラーが寛容にして慈悲深い方であられることを知れ。","あなたがたがかの女らに触れず,また贈与額も定めない中に,離別するのは罪ではない。だがかの女らに(マハル)の一部を与えなさい。富者はその分に応じ,貧者もその分に応じて公正に贈与をしなさい。(これは)正しい行いをする者の務めである。","あなたがたがかの女らと離別する場合,まだかの女らには触れてはいないが,既にマハルを決めていた時は,約定した額の半分を与えなさい。かの女らが辞退するか,または結婚のきずなを握る者が辞退しない限り,あなたがたは(それを)辞退するのが最も正義に近い。なおあなたがたは,相互のよしみを忘れてはならない。アッラーはあなたがたの行う凡てのことを御存知であられる。","各礼拝を,特に中間の礼拝を謹厳に守れ,敬虔にアッラーの御前に立て。","あなたがたが,(敵の)恐れある時は,徒歩または騎乗のまま(略式の礼拝をしなさい)。だが安全になった時は,(完全な礼拝をして)アッラーを念じなさい。あなたがたが(もと)知らなかったことを,かれが教えられたように。","あなたがたの中(主に)召されて妻を残す者は,追い立てられることなく1年間扶養を受けるよう,妻たちのために遺言しなければならない。だがかの女らが出て行き合法的に行動することに対しては,あなたがたに罪はない。アッラーは偉力ならびなく英明であられる。","離婚された女に対しては,妥当な贈り物をしなければならない。これは主を畏れる者の負う務めである。","このようにアッラーは,あなたがたにその印を説き明かされる。恐らくあなたがたは悟るであろう。","あなたは,自分の家から出て行った者たちを見なかったのか。かれらは死を恐れたためにそうしたが,その数は何千人に及んだ。アッラーはかれらに向かって「死ね。」と言われ,それから甦らせられた。誠にアッラーは人間への恩恵の主であられる。だが人びとの多くは感謝しない 。","アッラーの道のために戦え。アッラーは全聴にして全知であられることを知れ。","アッラーによい貸付をする者は,誰であるのか。かれはそれを倍加され,また数倍にもなされるではないか。アッラーは,乏しくもまた豊かにも自由自在に与えられる。あなたがたはかれの御許に帰されるのである。","あなたはムーサーの後の,イスラエルの子孫の長老たちに就いて知らなかったのか。かれらは,自分の預言者に向かって言った。「わたしたちのために,一人の王を立てなさい。そうすれば,わたしたちはアッラーの道のために,戦うであろう。」そこでかれは,「あなたがたに戦いが命じられても,戦わないのではないか。」と言った。かれらは(答えて)「わたしたちはどうして,アッラーの道のために戦わずにいられようか,自分の家を追われ,子供からも離れているのに。」と言った。ところが戦いがかれらに命じられると,かれらの中の少数の者を除き背き去った。アッラーは不義を行う者を熟知しておられる。","預言者はかれらに,「誠にアッラーは,タールートをあなたがたの上に,王として任命された。」と言った。かれらは言った。「かれがどうして,わたしたちの王になれようか。わたしたちこそ,かれよりも王に相応しい。またかれは富にも恵まれていない。」かれ(預言者)は言っ た。「アッラーは,あなたがたの上にかれを選び,かれの知識と体力を強められた。アッラーは御心に適う者に,王権を授けられる。アッラーは厚施にして全知であられる。」","預言者はかれらに言った。「かれの王権の印は,あなたがたに来るあの櫃である。天使たちがその中に,主からの平安と,ムーサーの一族とハールーンの一族の遺品を入れてやって来る。あなたがたがもし(真の)信者ならば,その中にあなたがたへの印がある。」","タールートが軍を率いて出征する時,かれは言った。「本当にアッラーは,川であなたがたを試みられる。誰でも川の水を飲む者は,わが民ではない。だがそれを味わおうとしない者は,きっとわが民である。只手のひらで,一すくいするだけは別だ。」だが少数の者の外,かれらはそれを飲んだ。かれ(タールート)およびかれと信仰を共にする者が渡った時,かれらは,「わたしたちは今日ジャールート(ゴリアテ)とその軍勢に敵対する力はない。」と言った。だがアッラーに会うことを自覚する者たちは言った。「アッラーの御許しのもとに,幾度か少い兵力で大軍にうち勝ったではないか。アッラーは耐え忍ぶ者と共にいられる。」","それからかれらは進んで,ジャールートとその軍勢に見えんとする時,(祈って)言った。 「主よ,わたしたちに不屈の精神を注ぎ込んで下さい。わたしたちの足場を固めて,不信心の民に対し,わたしたちを御助け下さい。」","果たしてかれら(タールートの軍勢)は,アッラーの許しのもとにかれらを打ち破り,ダーウードはジャ―ルートを殺し,アッラーは,王権と英知をかれ(ダーウード)に授け,かれのおぼしめしに就いて教えられた。アッラーが人間を,互いに抑制し合うように仕向けられなかったならば,大地はきっと腐敗したことであろう。だがアッラーは,凡てのものに恵みをくださる。","これはアッラーの宣託で,われは真理をあなたに読み聞かせる。誠にあなたは,遣わされた者の一人である。","われは,これらの使徒のある者を外の者より以上に遇した。かれらの中である者には,アッラーが親しく御言葉をかけられるし,またある者は位階を高められた。またわれは,マルヤムの子イーサーに明証を授け,且つ聖霊によってかれを強めた。もしアッラーのおぼしめしがなかったなら,かれらの後継者たちは,明証が下った後互いに争うことはなかったであろう。だがかれらは相違した。ある者は信じ,またある者は信仰を拒否した。アッラーの御心なら,かれらは争わなかったのである。だがアッラーは,おぼしめしのことを行われた。","あなたがた信仰する者よ,われがあなたがたに授けた糧を取引もなく友情もなく,執り成しもないの来る前に(施しに)使え。信仰を拒む者は,不義を行う者である。","アッラー,かれの外に神はなく,永生に自存される御方。仮眠も熟睡も,かれをとらえることは出来ない。天にあり地にある凡てのものは,かれの有である。かれの許しなくして,誰がかれの御許で執り成すことが出来ようか。かれは(人びとの),以前のことも以後のことをも知っておられる。かれの御意に適ったことの外,かれらはかれの御知識に就いて,何も会得するところはないのである。かれの玉座は,凡ての天と地を覆って広がり,この2つを守って,疲れも覚えられない。かれは至高にして至大であられる。","宗教には強制があってはならない。正に正しい道は誤りから明らかに(分別)されている。それで邪神を退けてアッラーを信仰する者は,決して壊れることのない,堅固な取っ手を握った者である。アッラーは全聴にして全知であられる。","アッラーは信仰する者の守護者で,暗黒の深みから,かれらを光明の中に導かれる。信仰しない者は,邪神〔ターグート〕がその守護者で,かれらを光明から暗黒の深みに導く。かれらは業火の住人である。永遠にその中に住むであろう。","アッラーがかれに王権を授けられたことから,(高慢になって)主に就いてイブラーヒーム と論議した者を,あなたは知らなかったのか。イブラーヒームが,「わたしの主は,生を授けまた死を賜う方だ。」と言った時,かれは「わたしも,生を授けまた死を与える。」と言った。イブラーヒームは言った。「アッラーは,太陽を東から昇らせられる。それであなたは,それを西から昇らせなさい。」そこでかの不信者は当惑してしまった。アッラーは不義を行う民を御導きになられない。","また,根底から壊滅してなくなった町を通り過ぎた者のようにかれは言うのであった。「アッラーは,どのように死に絶えたこの町を甦らされるのだろうか。」ところがアッラーは,百年の間かれを死なせ,それから甦らせた。そして,「あなたはどれくらい滞在したのか。」と言われた。かれは(答えて)申し上げた。「わたしは1日か半日過ごしました。」かれは言われた。「いや,あなたは百年滞在したのだ。だがあなたの食べ物と飲み物を見なさい。それはまだ年を経ていない。またあなたのロパを見なさい。われは,それを人びとへの一つの印としよう。なお その骨を見なさい。われがどうそれらを起こし,それから肉を着せるかを。」それが明示された時かれは,「アッラーが凡てのことに全能であられることが分りました。」と言った。","イブラーヒームが、「主よ,あなたは死者をどう甦らせられるのかわたしに見せて下さい。 」と言った時(のことを思え)。主は言われた。「あなたは信じないのか。」かれは申し上げた 「いや,只わたしの心を安らげたいのであります。」かれは言われた。「4羽の鳥をとって,それらを手元に集め切り刻み,それからかれらの一部をそれぞれの丘の上に置いて,それらを呼べ,かれらは急いであなたの許に来るであろう。それであなたは,アッラーが偉力ならびなく英明であられることが分るであろう。」","アッラーの道のために自分の所有するものを施す者を例えてみれば,ちょうど1粒が7穂を付け,1穂に百粒を付けるのと同じである。アッラーは御心に適う者に,倍加してくださる。アッラーは厚施にして全知であられる。","アッラーの道のために,自分の財産を施し,その後かれらの施した相手に負担侮辱のを起こさせず,また損わない者,これらの者に対する報奨は,主の御許にある。かれらには,恐れもなく憂いもないであろう。","親切な言葉と寛容とは,侮辱を伴う施しものに優る。アッラーは富有にして慈悲深くあられる。","信仰する者よ,あなたがたは人びとに見せびらかすため,持物を施す者のように,負担侮辱を感じさせて,自分の施しを無益にしてはならない。またアッラーも,最後の(審判の)日も信じない者のように。かれらを譬えてみればちょうど,土を被った滑らかな岩のようなもので,大雨が降れば裸になってしまう。かれらはその働いて得たものから,何の得るところもないであろう。アッラーは不信心の者たちを御導きになられない。","アッラーの御喜びを求め,また自分の魂を強めるために,その所有するものを施す者たちを譬えてみよう。かれらは丘の上にある果樹園のように,大雨が注げばその収穫は倍加し,また大雨がなくても,少しの湿り(で足りる)。アッラーはあなたがたの行うことを御存知であられる 。","あなたがたの中,ナツメヤシやブドウの園を持ち,川が下を流れ,そこに凡ての果実があっても,自分は既に年老い,その子はまだ幼弱でおまけに旋風が猛火を伴ってきて,(全部)焼き払うようなことを望む者があろうか。このようにアッラーは,あなたがたに印を説き明かされる。恐らくあなたがたは反省するであろう。","信仰する者よ。あなたがたの働いて得たよいものと,われが,大地からあなたがたのために生産したものを借しまず施せ。悪いものを図って,施してはならない。目をつむらずには,あなた(自身)さえ取れないようなものを。アッラーは満ち足りておられる方,讃美されるべき方で あられることを知りなさい。","悪魔は貧窮をもってあなたがたを脅し,また恥じ知らずの行いを命じる。だがアッラーは寛容と恩恵をあなたがたに約束されておられる。アッラーは厚施にして全知であられる。","かれは御心に適う者に,英知を授けられる。英知を授けられた者は,本当に多分の良いものを授けられた者である。だが思慮ある者の外は,誰も反省しない。","あなたがたが,どんな施し物をしようとも,またどんな誓いを果たそうとも,アッラーは本当に凡てを知っておられる。凡そ不義を行う者を助ける者はない。","あなたがたは施しを,あらわにしても結構だが,人目を避けて貧者に与えれば更によい。それはあなたがたの罪悪(の汚)の一部を,払い清めるであろう。アッラーはあなたがたの行うことを熟知されておられる。","かれらを(正道に)導くことは,あなた(ムハンマド)の責任ではない。アッラーは,御心に適う者を導かれる。あなたがたが施す良いものは,みなあなたがた自身のためである。あなたがたは,アッラーの御顔(御喜び)を願う外には施さない。施した良いものは,完全にあなたがたに返されよう。あなたがたは不当に遇せられることはないのである。","(あなたがたの良い施しは)アッラーの道に,専従しているため,大地を闊歩出来ない困窮者のため(のものである)。かれらは控え目であるから,知らない者は金持であると考える。あなたがたはその様子から察しなければならない。かれらはしつこく人びとに請わないの である。あなたがたがよいものを施せば,アッラーは必ずそれを熟知されておられる。","自分の財を,夜となく昼となく,人日を避けて,またあらわに施す者は,主の御許から報奨が下される。かれらには恐れもなく憂いもない。","利息を貪る者は,悪魔にとりつかれて倒れたものがするような起き方しか出来ないであろう 。それはかれらが「商売は利息をとるようなものだ。」と言うからである。しかしアッラーは, 商売を許し,利息(高利)を禁じておられる。それで主から訓戒が下った後,止める者は,過去のことは許されよう。かれのことは,アッラー(の御手の中)にある。だが(その非を)繰り返す者は,業火の住人で,かれらは永遠にその中に住むのである。","アッラーは,利息(への恩恵)を消滅し,施し〔サダカ〕には(恩恵を)増加して下される。アッラーは忘恩な罪深い者を愛されない。","本当に信仰して善行に励み,礼拝の務めを守り,定めの喜捨をなす者は,主の報奨を与えられ,恐れもなく憂いもない。","あなたがた信仰する者よ,(真の)信者ならばアッラーを畏れ,利息の残額を帳消しにしなさい。","もしあなたがたがそれを(放棄) しないならば,アッラーとその使徒から,戦いが宣告されよう。だがあなたがたが悔い改めるならば,あなたがたの元金は収得出来る。(人びとを)不当に扱わなければ,あなたがたも不当に扱われない。","また債務者がもし窮境にあるならば,そのめどのつくまで待て。もしあなたがたが分っているならば,(帳消しにして)喜捨することがあなたがたのためにもよい。","あなたがたは,アッラーに帰される日のために(かれを)畏れなさい。その時,各人が稼いだ分に対し清算され,誰も不当に扱われることはないであろう。","あなたがた信仰する者よ,あなたがたが期間を定めて貸借する時は,それを記録にとどめなさい。あなたがたのことがらを公正な記録者に記録させる。記録者は,アッラーが教えられたように記録し,書くのを拒むことは出来ない。それでかれに記録させなさい。債務者にロ述させなさい。かれの主アッラーを畏れ,少しもそれを少なく言ってはならない。もし債務者が,精神的に欠けるか幼弱者であり,または自らロ述できない場合は,後見人に公正にロ述させなさい。あなたがたの仲間から,2名の証人をたてなさい。2名の男がいない場合は,証人としてあなたがたが認めた,1名の男と2名の女をたてる。もし女の1人が間違っても,他の女がかの女を正すことが出来よう。証人は(証言のために)呼ばれた時,拒むことは出来ない。事の大小に拘らず,期限を定めた(取り決めは)記録することを軽視してはならない。それは,アッラーの御目には更に正しく,また正確な証拠となり,疑いを避けるためにも妥当である。只しあなたがたの間で受け渡される,直接の取引の場合は別である。それは記録にとどめなくても,あなたがたに罪はない。だがあなたがたの取引にさいしては,証人を立てなさい。そして記録者にも,証人にも迷惑をかけてはならない。もし(迷惑がかかることを)すれば,本当にそれはあなたがたの罪である。だからアッラーを畏れなさい。アッラーは,あなたがたを教えられた方である。アッラーは凡てのことを熟知されておられる。","あなたがたが旅行中で記録者を求め得ない時,担保を(提供させて)手に入れて置きなさい。だがあなたがたが互いに信用している時,信用された者には託されたことを(忠実に)果たさせ,かれの主アッラーを畏れさせなさい。証言を隠してはならない。それを隠す者は,心を罪で汚すものである。アッラーは,あなたがたの行うことを熟知されておられる。","天にあり地にある,凡てのものはアッラーの有である。あなたがた自身の中にあるものを, 現わしてもまた隠しても,アッラーはそれとあなたがたを清算しておられる。アッラーは,おぼしめしの者を赦し,またおぼしめしの者を罰される。アッラーは凡てのことに全能であられる。","使徒は,主から下されたものを信じる,信者たちもまた同じである。(かれらは)皆,アッラーと天使たち,諸啓典と使徒たちを信じる。わたしたちは,使徒たちの誰にも差別をつけない(と言う)。また,かれらは(祈って)言う。「わたしたちは,(教えを)聞き,服従します。 主よ,あなたの御赦しを願います。(わたしたちの)帰り所はあなたの御許であります。」","アッラーは誰にも,その能力以上のものを負わせられない。(人びとは)自分の稼いだもので(自分を)益し,その稼いだもので(自分を)損う。「主よ,わたしたちがもし忘れたり,過 ちを犯すことがあっても,咎めないで下さい。主よ,わたしたち以前の者に負わされたような重 荷を,わたしたちに負わせないで下さい。主よ,わたしたちの力でかなわないものを,担わせないで下さい。わたしたちの罪障を消滅なされ,わたしたちを赦し,わたしたちに慈悲を御くだし下さい。あなたこそわたしたちの愛護者であられます。不信心の徒に対し,わたしたちを御助け下さい。」"],"n":"Al-Baqara"},{"i":3,"v":["アリフ・ラーム・ミーム,","アッラー,かれの外に神はなく,永生し自存される御方であられる。","かれは真理をもって,あなたに啓典を啓示され,その以前にあったものの確証とし,また(先に)律法と福音を下され,","この前にも人びとを導き,(今)また(正邪の)識別を御下しになる。本当にアッラーの印を偽りであるとする者には,烈しい懲罰があろう。アッラーは偉力ならびなき応報の主であられる 。","本当に地においても天にあっても,アッラーに隠す何ものもない。","かれこそは,御心のままにあなたがたを胎内に形造られる方である。かれの外に神はなく,偉力ならびなき英明な方であられる。","かれこそは,この啓典をあなたに下される方で,その中の(ある)節は明解で,それらは啓典の根幹であり,他(の節)はあいまいである。そこで心の邪な者は,あいまいな部分にとらわれ,(その隠された意味の)欠陥を求めて,それに勝手な解釈を加えようとする。だがアッラーの外には,その(真の意味)を知るものはない。それで知識の基礎が堅固な者は言う。「わたしたちはこれ(クルアーン)を信じる。これは凡て主から(賜わったもの)である。」だが思慮ある者の外は,反省しない。","(かれらは祈って言う。)「主よ,わたしたちを導かれた後,わたしたちの心をそらさないで下さい。あなたの御許から,わたしたちに御慈悲を与えて下さい。本当にあなたこそ,限りなく与えられる御方であられます。」","「主よ,本当にあなたは疑いの余地のない(最後の審判の)日に,人びとを集められる方であられます。アッラーは約束をたがえられることはありません。」","本当に(その日),不信者たちの財産も,その子女も,アッラーには何の役にも立たないであろう。かれらは業火の薪となろう,","ちょうどフィルアウンの一族や,かれら以前の者がよい例で,かれらはわが印を拒否した。その罪のために,アッラーはかれらを捕えられた。アッラーは懲罰に厳重であられる。","信仰を拒否する者に言ってやるがいい。「あなたがたは打ち負かされて,地獄に追い集められよう。何と悪い臥床であることよ。」","両軍が遭遇した時,はっきりとあなたに印があった。一つはアッラーの道のために合戦する軍勢,外は不信心な者であった。かれら(不信者)の眼には,(ムスリム軍勢が)2倍に見えた。アッラーは御心に適う者を,かれの救護で擁護される。誠にその中には,炯限な者への教訓がある。","所有するものへの愛は,人間の目には美しく見える。婦女,息子,莫大な金銀財宝,(血統の正しい)焼印を押した馬,家畜や田畑。これらは,現世の生活の楽しみである。だがアッラーの御側こそは,最高の安息所である。","言ってやるがいい。(ムハンマドよ)。「わたしはこれらよりも善いものを,あなたがたに告げようか。アッラーを畏れる者たちには,主の御許に楽園があり,川が下を流れている。かれらはその中に永遠に住み,純潔な配偶を与えられ,アッラーの御満悦を被るのである。アッラーはしもべたちを御存知であられる。」","「主よ,わたしたちは本当に信じます。それでわたしたちの罪を赦し,火(の責め苦)の懲罰から救って下さい。」と(祈って)言う。","よく耐え忍び,誠実で,敬虔に奉仕して,(道のために賜物を)施し,また暁に(罪の)赦しを祈る者たちである。","アッラーはかれの外に神がないことを立証なされた。天使たちも正義を守る知識を授った者もまた(それを証言する)。偉力ならびなく英明なかれの外に,神はないのである。","本当にアッラーの御許の教えは,イスラーム(主の意志に服従,帰依すること)である。啓典を授けられた人びとが,知識が下った後に相争うのは,只かれらの間の妬みからである。アッラーの印を拒否する者があれば,アッラーは本当に清算に迅速であられる。","だからもしかれらが,あなたと論争するならば言いなさい。「わたしもわたしに従う者も, 真心こめてアッラーに服従,帰依し仕えます。」また啓典を授っている人びとと無知の者たちに言いなさい。「あなたがたは服従,帰依したのか。」もし服従,帰依すれば,たしかに正しく導かれ,仮令かれらが背き去るにしても,あなたの務めは,只(啓示を)かれらに伝えるだけである。本当にアッラーはしもべたちを(漏れなく)御存知であられる。","アッラーの印を信じないで,正義を無視して預言者たちを殺害した者,また公正を勧告する人びとを殺した者には,痛ましい懲罰があることを告げなさい。","このような者たちの行いは,現世でも来世でも虚しく,かれらには援助者もない。","あなたは啓典の一部を与えられていた者たちが,かれらの間の裁判を,アッラーの啓典(タウラート)に頼るようにと,呼びかけられるのを見なかったのか。だがかれらの一部は背き去った,かれらは転落者である。","これは,かれらが「わたしたちが業火に触れたとしても何日かの間に過ぎないだろう。」と 言うためで,かれらはその教えに就き,自分の捏造したものに欺かれて正しい教えから迷い出ているためである。","疑いの余地のないその日,われがかれらを集める時には,どのように(かれらはなるだろう)。各人は,自分の稼いだことに対し(十分に)報いられ,不当に扱われないのである。","(祈って)言え。「おおアッラー,王権の主。あなたは御望みの者に王権を授け,御望みの者から王権を取り上げられる。また御望みの者を高貴になされ,御望みの者を低くなされる。(凡ての)善いことは,あなたの御手にある。あなたは凡てのことに全能であられる。","あなたは夜を昼の中に入らせ,昼を夜の中に入らせられる。またあなたは,死から生を齎し,生から死を齎せられる。あなたは御心に適う者に限りなく御恵みを与えられる。」","信者たちは,信者を差し置いて不信心な者を親密な友としてはならない。これをあえてする者は,アッラーから(の助け)は全くないであろう。だがかれらが(不信者)から(の危害を)恐れて,その身を守る場合は別である。アッラーは御自身を(のみ念じるよう)あなたがたに論される。本当にアッラーの御許に,(最後の)帰り所はある。","言ってやるがいい。「あなたがたが胸の中にあることを,隠してもまた現わしても,アッラ ーはそれを知っておられる。かれは天にありまた地にある一切を知っておられる。アッラーは凡てのことに全能であられる。」","凡ての人が,それぞれ行った善事と,その行なった悪事とを,まのあたりに見る日。かれらはその日と,その(行った悪事との)間に,遠い隔たりがあることを望むであろう。アッラーは ,あなたがたにしたしく戒められる。アッラーはしもべたちに慈悲深くあられる。","言ってやるがいい。「あなたがたがもしアッラーを敬愛するならば,わたしに従え。そうすればアッラーもあなたがたを愛でられ,あなたがたの罪を赦される。アッラーは寛容にして慈悲深くあられる。」","言ってやるがいい。「アッラーと使徒に従いなさい。」だがかれらがもし背き去るならば,誠にアッラーは信仰を拒否する者たちを御好みになられない。","本当にアッラーは,アーダムとヌーフ,そしてイブラーヒームー族の者とイムラーンー族の者を,諸衆の上に御選びになられた。","かれらは,一系の子々孫々である。アッラーは全聴にして全知であられる。","イムラーンの妻がこう(祈って)言った時を思え,「主よ,わたしは,この胎内に宿ったものを,あなたに奉仕のために捧げます。どうかわたしからそれを御受け入れ下さい。本当にあなたは全聴にして全知であられます。」","それから出産の時になって,かの女は(祈って)言った。「主よ,わたしは女児を生みまし た。」アッラーは,かの女が生んだ者を御存知であられる。男児は女児と同じではない。「わたしはかの女をマルヤムと名付けました。あなたに御願いします,どうかかの女とその子孫の者を呪うべき悪霊から御守り下さい。」","それで主は,恵み深くかの女を嘉納され,かの女を純潔に美しく成長させ,ザカリーヤーにかの女の養育をさせられた。ザカリーヤ一が,かの女を見舞って聖所に入る度に,かの女の前に,食物があるのを見た。かれは言った。「マルヤムよ,どうしてあなたにこれが(来たのか)。」かの女は(答えて)言った。「これはアッラーの御許から(与えられました)。」本当にアッラーは御自分の御心に適う者に限りなく与えられる。","そこでザカリーヤーは,主に祈って言った。「主よ,あなたの御許から,無垢の後継ぎをわたしに御授け下さい。本当にあなたは祈りを御聞き届け下さいます。」","それからかれがなお聖所で礼拝に立っていた時,天使がかれに呼びかけた。「アッラーからヤヒヤーの吉報をあなたに授ける。その子はアッラーの御言葉の実証者となり,尊貴,純潔で正しい人々の中の預言者となろう。」","かれは言った。「主よ,どうしてわたしに男の子があり得ましょう。わたしはもう老齢になってしまい,妻は不妊でありますのに。」かれ(天使)は言った。「このように,アッラーは御望みのことを行われる。」","そこでかれ(ザカリーヤー)は言った。「主よ,わたしに印を御示し下さい。」かれ(天使 )は言った。「あなたは3日の間人間と話すことが出来ず,身振だけで意志を通じさせることになろう。これがあなたに与えられる印である。だから多くあなたの主を念し,朝にタべに讃えなさい。」","天使たちがこう言った時を思い起せ。「マルヤムよ,誠にアッラーはあなたを選んであなたを清め,万有の女人を越えて御選びになられた。」","「マルヤムよ,あなたの主に崇敬の誠を棒げてサジダしなさい。ルクーウ(立礼)するものと一緒にルクーウしなさい。」","これは幽玄界の消息の一部であり,われはこれをあなたに啓示する。かれらが籤矢を投げて誰がマルヤムを養育すべきかを決めた時,あなたはかれらの中にいなかった。またかれらが相争った時も,あなたはかれらと一緒ではなかった。","また天使たちがこう言った時を思え。「マルヤムよ,本当にアッラーは直接ご自身の御言葉で,あなたに吉報を伝えられる。マルヤムの子,その名はマスィーフ・イーサー,かれは現世でも来世でも高い栄誉を得,また(アッラーの)側近の一人であろう。","かれは揺り籠の中でも,また成人してからも人びとに語り,正しい者の一人である。」","かの女は言った。「主よ,誰もわたしに触れたことはありません。どうしてわたしに子が出来ましょうか。」かれ(天使)は言った。「このように,アッラーは御望みのものを御創りになられる。かれが一事を決められ,『有れ。』と仰せになれば即ち有るのである。」","主は啓典と英知と律法と福音とをかれに教えられ,","そしてかれを,イスラエルの子孫への使徒とされた。(イーサーは言った。)「わたしは,あなたがたの主から,印を齎したのである。わたしはあなたがたのために,泥で鳥の形を造り,それに息を吹き込めば,アッラーの御許しによりそれは鳥になる。またアッラーの御許しによって,生れ付きの盲人や,癩患者を治し,また死者を生き返らせる。またわたしは,あなたがたが何を食べ,何を家に蓄えているかを告げよう。もしあなたがたが(真の)信者なら,その中にあなたがたへの印がある。","わたしはまた,わたしより以前に下された律法を実証し,またあなたがたに禁じられていたことの一部を解禁するために,あなたがたの主からの印を齎したのである。だからアッラーを畏れ,わたしに従いなさい。","本当にわたしの主はアッラーであり,またあなたがたの主であられる。だからかれに仕えなさい。これこそは,正しい道である。」","イーサーは,かれらが信じないのを察知して,言った。「アッラー (の道)のために,わたしを助ける者は誰か。」弟子たちは言った。「わたしたちは,アッラー (の道)の援助者です。わたしたちはアッラーを信じます。わたしたちがムスリムであることの証人となって下さい。","主よ,わたしたちは,あなたが下されたものを信じ,あなたの使徒に従います。それでわたしたちを証人たちと一緒に,書きとめて下さい。」","かれら(不信者)は策謀したが,アッラーも策謀なされた。だがも優れた策謀者は,アッラーであられる。","アッラーがこう仰せられた時を思い起せ。「イーサ―よ,われはあなたを召し,われのもとにあげて,不信心者(の虚偽)から清めるであろう。またわれは,あなたに追従する者を,審判の日まで,不信心の者たちの上位におくであろう。それからあなたがたは(皆)われの許に帰り,あなたがたが争っていたことに就いて,われは裁決を下すであろう。","その時われは,現世においても来世でも不信心な者たちに厳しい懲罰を与えよう。(誰一人)かれらを助ける者もない。」","主は信仰して善行に勤む者を(十分に)報奨される。だがアッラーは,不義を行う者を御好みにならない。","「これはわれがあなたに読み聞かせる印であり,また英知に満ちた教訓である。」","イーサーはアッラーの御許では,丁度アーダムと同じである。かれが泥でかれ(アーダム) を創られ,それに「有れ。」と仰せになるとかれは(人間として)存在した。","真理はあなたの主から(来る)。だから懐疑の徒の仲間となってはならない。","(イーサーに関する)真実の知識があなたに下された後,もしかれに就いてあなたと議論する者があれば,言ってやるがいい。「さあ,わたしたちの子孫とあなたがたの子孫,わたしたちの妻たちとあなたがたの妻たち,わたしたちとあなたがたを一緒に呼んで,アッラーの御怒りが嘘付き者の上に下るように祈ろう。」","誠にこれは,真実な物語である。アッラーの外に神はない。本当にアッラーは偉力ならびなく英明であられる。","だがかれらがもし,背き去るならば,アッラーは悪を行う者を熟知される。","言ってやるがいい。「啓典の民よ,わたしたちとあなたがたとの間の共通のことば(の下)に来なさい。わたしたちはアッラーにだけ仕え,何ものをもかれに列しない。またわたしたちは アッラーを差し置いて,外のものを主として崇ない。」それでもし,かれらが背き去るならば, 言ってやるがいい。「わたしたちはムスリムであることを証言する。」","啓典の民よ,何故あなたがたは,イブラーヒームのことで論争するのか。律法と福音とは,かれ以後に下されたのではないか。あなたがたは理解しないのか。","本当にあなたがたは,(いくらか)知識のあることに就いて(さえ)論争に陥るのに,どう してあなたがたは,知識のないことに就いて論争するのか。アッラーは知っておられるが,あなたがたは(何も)知らない。","イブラーヒームはユダヤ教徒でもキリスト教徒でもなかった。しかしかれは純正なムスリムであり,多神教徒の仲間ではなかったのである。","本当にイブラーヒームに最も近い人びとは,かれの追従者とこの預言者(ムハンマド),またこの教えを信奉する者たちである。アッラーこそは,信者たちを愛護される御方であられる。","啓典の民の一派は,あなたがたを迷わせようと望んでいる。だがかれらは自分自身を迷わすだけで,自らはそれに気付かない。","啓典の民よ,何故アッラーの印を拒否するのか,あなたがたは(自ら)その証人ではないか。","啓典の民よ,あなたがたは何故虚偽で真理を覆い,(悪いことと)知りながら真理を隠すのか。","啓典の民の一派は言う。「一日の始めには信者ムスリムたちに下されたものを信じて,(その日の)終りには拒否するがいい。恐らくかれら(ムスリムになった者)は,(イスラームを捨てて,わたしたちの方に)戻って来るであろう。","ただし(本心では)あなたがたの教えに従う者の外は,信じてはならない。」言ってやるがいい。「本当の導きは,アッラーの御導きである。あなたがたに与えられたものと同じものを外の者が与えられ,かれらがあなたがたと主の御前で論争する(ことを恐れる)のか。」言ってやるがいい。「凡ての賜物は,アッラーの御手にあり。かれは御心に適う者にそれを授ける。アッラーは厚施にして全知であられる。","かれは御心に適う者を,引き立て慈悲を御与えになる。アッラーは,偉大な施恩の主であられる。」","啓典の民の中には,あなたが千金を託してもこれを返す者もあれば,あなたが不断に催促しない限り,一枚の銀貨を託しても返さない者もある。それはかれらが「無知の者たちに就いては ,わたしたちに責めはない。」と言うためである。かれらは故意に,アッラーに虚偽を語るものである。","いや本当にアッラーは,自分の約束を全うし,自分の義務を果たす者を愛でられる。","アッラーの約束と,自分の誓いとを売って僅かな利益を購う者は,来世において得分はないであろう。復活の日には,アッラーはかれらに御言葉も与えず,また顧みられず,清められることもない。かれらは痛ましい懲罰を受けるであろう。","かれらの中には,自分の舌で啓典をゆがめ,啓典にないことを啓典の一部であるかのように,あなたがたに思わせようとする一派がある。またかれらは,アッラーの御許からではないもの を,「それはアッラーから来たものだ。」と言う。かれらは故意にアッラーに就いて虚偽を語る者である。","啓典と英知と預言者としての天分をアッラーからいただいた一人の人間でありながら,後になって人びとに向い,「あなたがたはアッラーの外に,わたしを崇拝しなさい。」とは言えない 。むしろ「あなたがたは,主の忠実なしもベとなりなさい。あなたがたは啓典を教えられているのである。それを誠実に学びなさい。」と(言うべきである)。","かれは天使や預言者たちを主としなさい,と命じることも出来ない。あなたがたがムスリムになった後,かれがどうして,不信心をあなたがたに命じることが出来ようか。","アッラーが預言者たちと約束された時を思え。(かれは仰せられた)。「われは啓典と英知 とをあなたがたに授ける。その後で,あなたがたが持つ(啓典)を実証するため,一人の使徒があなたがたのところに来るであろう。(その時)あなたがたはかれを信じ,かれを助けなさい。」かれは仰せられた。「あなたがたはこれを承知するか。このことについて,われと固い約束をするか」かれらは申し上げた,「承知しました」「それならあなたがたは証言しなさい。われもあなたがたと共に立証しよう。」と仰せられた。","その後で,背いたならば,それらの者こそ背信者である。","アッラーの宗教の外に,他(の宗教)を求めるというのか,天と地にあるものは,好むと好まざるとを問わず,只かれに服従,帰依し,かれ(の許)に帰されるのである。","言え,「わたしたちはアッラーを信じ,わたしたちに下されたものを信じ,またイブラーヒ ーム,イスマーイール,イスハーク,ヤアコーブおよび諸支挨に下されたものを信じ,またムーサーとイーサーと(その他の)預言者たちに主から授かったものを信じます。わたしたちはかれら(預言者たち)の間に,どんな差別もしません。わたしたちは,只かれに服従,帰依します。 」","イスラーム以外の教えを追求する者は,決して受け入れられない。また来世においては,これらの者は失敗者の類である。","アッラーはどうしてこれらの者を導かれようか,一度信仰を受け入れて後,不信心になる仲間,また使徒が真実であることを証言し,明証がかれらに来た後,不信心になる仲間を。本当にアッラーは,不義の民を御導きにならない。","かれらへの報酬は,アッラーと天使たち,そして人びとが一斉にかれらの上に注ぐ呪であり ,","かれらは永遠にその中に住むであろう。その懲罰は軽減されないし,また猶予されない。","だが後に悔い改めて,身を修める者は別である。本当にアッラーは,寛容にして慈悲深くあられる。","だが一度信仰した後不信心になり,不信心を増長した者は,悔悟しても決して受け入れられないであろう。かれらは迷い去った者である。","信仰を拒否する不信者として死ぬ者は,仮令大地に満ちる程の黄金でその罪を償おうとしても,決して受け入れられない。これらの者には痛ましい懲罰があり,助ける者もない。","あなたがたは愛するものを(施しに)使わない限り,信仰を全うし得ないであろう。あなたがたが(施しに)使うどんなものでも,アッラ―は必ず御存知である。","律法が下される以前は,イスラエルの子孫が自ら禁じていたものの外,一切の食物はイスラエルの子孫に合法であった。(かれらに)言ってやるがいい。「もしあなたがたが真実なら,律法をもってきてそれを読誦しなさい。」","その後においてもアッラーに関し虚偽を述べる者は,不義を行う者である。","言ってやるがいい。「アッラーは真実を語られる。だから純正なイブラーヒームの教えに従いなさい。かれは,多神教徒の仲間ではなかった。」","本当に人々のために最初に建立された家は,バッカのそれで,それは生けるもの凡てへの祝福であり導きである。","その中には,明白な印があり,イブラーヒームが礼拝に立った場所がある。また誰でもその中に入る者は,平安が与えられる。この家への巡礼は,そこに赴ける人びとに課せられたアッラ ーヘの義務である。背信者があっても,まことにアッラーは万有に(超越され)完全に自足されておられる方である。","言ってやるがいい。「啓典の民よ,あなたがたはアッラーの印を拒否するのか。アッラーはあなたがたの行う凡てのことを見ておられるのだ。」","言ってやるがいい。「啓典の民よ,あなたがたは何故アッラーの道から信仰する者たちを拒否し,曲げさせようとするのか。あなたがたは(アッラーの御導きを)立証した者ではないか。アッラーはあなたがたの行うことを見逃されない。」","信仰する者よ,あなたがたがもし啓典の民であるからといって一分派に従うならば,かれらは信仰に入ったあなたがたを不信心者に引き戻すであろう。","どうしてあなたがたは,信仰を拒否することが出来ようか,アッラーの啓示があなたがたに読誦され,またかれの使徒は,あなたがたの間にいるではないか。アッラーにしっかりと縋っている者は,必ず正しい道に導かれるのである。","あなたがた信仰する者よ,十分な畏敬の念でアッラ―を畏れなさい。あなたがたはムスリムにならずに死んではならない。","あなたがたはアッラーの絆に皆でしっかりと縋り,分裂してはならない。そしてあなたがたに対するアッラーの恩恵を心に銘じなさい。初めあなたがたが(互いに)敵であった時かれはあなたがたの心を(愛情で)結び付け,その御恵みによりあなたがたは兄弟となったのである。あなたがたが火獄の穴の辺りにいたのを,かれがそこから救い出されたのである。このようにアッ ラーは,あなたがたのために印を明示される。きっとあなたがたは正しく導かれるであろう。","また,あなたがたは一団となり,(人びとを)善いことに招き,公正なことを命じ,邪悪なことを禁じるようにしなさい。これらは成功する者である。","明証がかれらに来た後分裂し,また論争する者のようであってはならない。これらの者は,厳しい懲罰を受けるであろう。","その日ある顔は白くなり,またある顔は黒くなる。顔が黒くなった者には(言われよう)。「あなたがたは一度信仰した後,不信心に返った。あなたがたは不信仰であったために,懲罰を味わうのである。」","だがその顔が白くなった者は,アッラーの慈愛をこうむり,永遠にその中に住む。","これらはアッラーの印である。われは真理によってこれをあなたに読み聞かせる。アッラーは凡てのものに,不公正を望まれない。","天にあり地にある凡てのものは,アッラーの有である。(一切の)事物は,アッラーに帰される。","あなたがたは,人類に遺された最良の共同体である。あなたがたは正しいことを命じ,邪悪なことを禁じ,アッラーを信奉する。啓典の民も信仰するならば,かれらのためにどんなによかったか。だがかれらのある者は信仰するが,大部分の者はアッラーの掟に背くものたちである。","かれらは只少しの邪魔をするだけで,あなたがたに害を与えられない。仮令敵対しかけてきてもあなたがたに背を向けてしまい,誰からの助けも得られないであろう。","かれらはどこに行っても,屈辱を受けるであろう。アッラーから(保護)の聖約を授かるか,人びとと(攻守)の盟約をしない限りは。かれらはアッラーの怒りを被むり,貧困に付きまとわれよう。これはかれらが,アッラーの印を信じずに,正義を無視して預言者たちを殺害したためである。これはかれらが反抗して法を越えていたためである。","かれら(全部)が同様なのではない。啓典の民の中にも正しい一団があって,夜の間アッラーの啓示を読誦し,また(主の御前に)サジダする。","かれらはアッラーと最後の日とを信じ,正しいことを命じ,邪悪なことを禁じ,互いに善事に競う。かれらは正しい者の類である。","かれらの行う善事は,一つとして(報奨を)拒否されることはないであろう。アッラーは主を畏れる者を御存知であられる。","本当に信仰しない者の財宝もその子女も,アッラーに対しては少しも役立たないであろう。かれらは業火の住人である。永遠にその中に住む。","かれらが,この世の生活で費すものを例えれば,(霜を運ぶ)寒風が邪悪の者たちの田畑を襲い,その作物を減ばすようなもの。アッラーはかれらを損われない。だがかれらは自ら自分を損っている。","信仰する者よ,あなたがたの仲間以外の者と,親密にしてはならない。かれらはあなたがたの堕落を厭わない。あなたがたの苦難を望んでいる。憎悪の情は,もうかれらのロからほとばしっている。だがその胸の中に隠すところは,更に甚しい。われは既に種々の印を,あなたがたに鮮明にした。只あなたがたの理解する力が問題なだけである。","それ,あなたがた(ムスリム)はかれらを愛しているが,かれらはあなたがたを愛してはいない。あなたがたはどの啓典も信じる。だがかれらはあなたがたと会うと,「わたしたちは信じる。」と言う。しかしかれらだけの時は,あなたがたに憤激して指先を噛む。言ってやるがいい。「憤死しなさい。アッラーはあなたがたが胸の中に抱くことを知っておられる。」","あなたがたに幸運が訪れると,かれらは憂い,もし災難があなたがたを襲えば,かれらは喜ぶ。だがあなたがたが忍耐して,主だけを畏れているならば,かれらの陰謀は少しもあなたがたを害しないであろう。誠にアッラーはかれらの行うこと全てを知っておられる。","あなたが早朝に家を出て,信者たちを戦間の配置につかせた時を思え。アッラーは全聴にして全知であられる。","あなたがたの中の2団が,臆病で怯んだ時を思え。だがアッラーはかれらを援護された。だから,信者は(不断に)アッラーを信頼すべきである。","アッラーは,あなたがたがバドルで微弱であったとき,確かに助けられた。だからアッラーを畏れなさい。きっとあなたがたに感謝の念が起きるであろう。","あなたが信者たちに言ったことを思い起せ。「主が,3千の天使を御下しになってあなたがたを助けられても,まだ充分ではないのか。","いやそれどころか,あなたがたが耐え忍んで,主を畏れるならばもし敵軍が急襲して来ても,主は,5千の天使であなたがたを援助されるであろう。」","アッラーは,只あなたがたの心の安らぎのために,吉報を伝えられた。偉力ならびなく英明であられるアッラーの御許からの外には,助けはないのである。","これはかれが,一部の不信者を切り崩し,かれらを卑しめ,失望させ退かせるためである。","(アッラーが)かれらに哀みをかけられたのか,それとも懲罰なされるかは,あなたに関わることではない。かれらは本当に不義を行う者である。","天にあり地にある凡てのものは,アッラーの有である。かれは御望みの者を赦し,また御望みの者を罰される。アッラーは寛容にして慈悲深くあられる。","あなたがた信仰する者よ,倍にしまたも倍にして,利子を貪ってはならない。アッラーを畏れなさい。そうすればあなたがたは成功するであろう。","そして信仰を拒否する者のために準備されている業火を恐れなさい。","アッラーと使徒に従いなさい。そうすればあなたがたは,慈悲を受けられるであろう。","あなたがたの主の御赦しを得るため,競いなさい。天と地程の広い楽園に(入るために)。それは主を畏れる者のために,準備されている。","順境においてもまた逆境にあっても,(主の贈物を施しに)使う者,怒りを押えて人びとを寛容する者,本当にアッラーは,善い行いをなす者を愛でられる。","また醜悪な行いをしたり,過失を犯した時,アッラーを念してその罪過の御赦しを請い,「アッラーの外に,誰が罪を赦すことが出来ましょう。」(と祈る者),またその犯したことを,故意に繰り返さない者。","これらの者への報奨は,主からの寛大な御赦しと,川が下を流れる楽園であり,かれらはその中に永遠に住むであろう。奮闘努力する者への恩恵は何とよいことであろう。","あなたがた以前にも多くの摂理の例があった,あなたがたは地上を旅して,真理を嘘という者の最後がどうであったかを見なさい。","これは人びとに対する説き明かしであり,また主を畏れる者への導きであり,訓戒である。","それで気力を失ったり,また絶望してはならない。あなたがたが信者ならば,必ず勝利を得るのである。","あなたがたがもし損傷を被っても,相手方もまた同様の打撃を受けている。われは人間の間に(種々の運命の)こんな日を交互に授ける。アッラーはこれによって(本当の)信者を知り,あなたがたの中から(真理のための殉教の)実証者をあげられる。アッラーは不義の徒を愛されない。","アッラーは,このようにして信仰する者たちを清め,信仰を拒否する者を没落させられる。","アッラーが,あなたがたの中奮闘努力する者と,よく耐え忍ぶ者が,誰であるかを知られない間に,あなたがたは楽園に入れると考えるのか。","本当にあなたがたは,死に当面する前は,それを望んでいたではないか。今,まさにあなたがたはそれを目の前に見たであろう。","ムハンマドは,一人の使徒に過ぎない。使徒たちはかれの前に逝った。もしかれが死ぬか, または殺されたら,あなたがたは踵を返すのか。誰が踵を返そうとも,少しもアッラーを損うことは出来ない。だがアッラーは,感謝(してかれに仕える)者に報われる。","アッラーの御許しがなくては,誰も死ぬことは出来ない。その定められた時期は,登録されている。誰でも現世の報奨を求める者には,われはこれを与え,また来世の報奨を求める者にも,われはそれを与える。われは感謝(して仕える)者には,直ちに報いるであろう。","どれ程の預言者が,信心深い多くの敬神な衆と共に戦ったか。かれらはアッラーの道において,遭遇したことに気力を落さないで,また弱気にもならず屈しなかった。誠にアッラーは耐え忍ぶものを愛でられる。","(どんな時でも)かれらがロにするのは,唯こういう言葉であった。「主よ,わたしたちの様々な罪や行き過ぎた行いを赦して下さい。わたしたちの足場を固め,不信心な者たちに対して力を与え助けて下さい。」","こうしてアッラーは,かれらに現世の報奨と,来世の善美の報奨を授ける。アッラーは善い行いをなす者を愛でられる。","信仰する者よ,あなたがたがもし不信心者に従うならば,かれらはあなたがたの踵を返させ,失敗者に後戻りさせるであろう。","いや,アッラーこそは,あなたがたを愛護し,また最も優れた援助を与えられる方であられる。","やがてわれは,不信心な者の胸の中に,恐怖を投げ込もう。それはかれらが,何の権威も授けられていないものを,アッラーと同位に崇めたためである。かれらの住み家は業火である。不義を行う者の住まいこそ哀れである。","本当にあなたがたが,アッラーの許しの下に,敵を撃破した時,かれはあなたがたへの約束を果たされた。だがかれが,あなたがたの好むもの(戦利品)を見せられた後,しりごみするようになり,事に当って争いはじめ,ついに命令に背くようになった。あなたがたの中には,現世を欲する者もあり,また来世を欲する者もある。そこでかれは試みのために,あなたがたを敵から退却させられた。だがかれは,もうあなたがたを許された。アッラーは信者たちには,慈悲深くあられる。","その時使徒は,後から呼び戻したのだが,あなたがたは(逃げ道を)駆け登り,他を顧みなかった。それでかれは苦難につぐ苦難で,あなたがたに報われる。これはあなたがたが失ったものに就いて悲しまず,また遭遇したことを悲しまないように(という配慮からなされたこと)。アッラーはあなたがたの行うことを知り尽くされる。","それからかれは,苦難の後の安らぎをあなたがたに下される。あなたがたは僅かな眠りに陥ったが,一部のものは自分のこと(だけ)を苦慮して,アッラーに対し間違った(多神,無神論者の)考え方をして愚かな臆測をし,(心の中で)言った。わたしたちはこのことで,一体何を 得るのであろうか。」言ってやるがいい。「本当にこのことは,凡てアッラーに属するのである。」かれらはあなたに言えないことを,自分で隠している。そしてまた(心の中で)言った。「 もしわたしたちがこのことで何か得るのならば,わたしたちはここで殺されないであろう。」言ってやるがいい。「仮令あなたがたが家の中にいたとしても,死が宣告された者は,必ずその死ぬ場所に出て行くのである。」これはアッラーが,あなたがたの胸に抱いていることを試み,あなたがたの胸の中に抱くものを,払い清められるためである。本当にアッラーはあなたがたが胸に抱くことを熟知なされる。","両軍が相対した日,あなたがたの中に敗退した者があったのは,かれらが稼いだ或ること( 罪)のために,悪魔が躓かせたためである。だがアッラーはかれら(の誤ち)を許された。アッラーは寛容にして大度量であられる。","あなたがた信仰する者よ,不信者のようであってはならない。かれらの兄弟(同胞)が地上を旅し,または戦争に出征している時,(不信者のように)「かれらがもしわたしたちと一緒にいたならば死なずに済み,また殺されなかったであろうに。」と言うのは,アッラーがそのこと でかれらの心に悲嘆を引き起こされたためである。アッラーは御心のままに生を授け,また死を与えられる。アッラーはあなたがたの行うことを御存知であられる。","仮令あなたがたが,アッラーの道のために,殺害されまたは死んでも,アッラーの寛容と慈悲とは,かれらの蓄えた凡てのものより優れている。","仮令あなたがたが死んでもまたは殺害されても,あなたがたは必ずアッラーの御許に召し集められるのである。","あなたがかれらを優しくしたのは,アッラーの御恵みであった。あなたがもしも薄情で心が荒々しかったならば,かれらはあなたの周囲から離れ去ったであろう。だからかれら(の過失)を許し,かれらのために(アッラーの)御赦しを請いなさい。そして諸事にわたり,かれらと相談しなさい。いったん決ったならば,アッラーを信頼しなさい。本当にアッラーは信頼する者を愛でられる。","アッラーがもしあなたがたを助けられれば,何ものもあなたがたに打ち勝つ者はない。もしかれがあなたがたを御捨てになったらば,かれの外に誰があなたがたを助けることが出来ようか 。だから信者たちはアッラーを信頼しなさい。","凡そ預言者に,不誠実なことはあり得ない。不誠実な者は審判の日に,その着服したものを持ち出すであろう。その時各人は,その行いに対し完全な報いを受け,不当に扱われない。","アッラーの喜ばれるところに従う者は,アッラーから怒りを被る者のようであってなるものか。かれの住まいは地獄である。何と哀れな行く末であろうか。","アッラーの御許(の賞罰)においては,かれらの間にも差別があろう。アッラーは,かれらの行うことを御存知であられる。","本当にアッラーは,信者たちに対して豊かに恵みを授けられ,かれらの中から,一人の使徒をあげて,啓示をかれらに読誦させ,かれらを清め,また啓典と英知を教えられた。これまでかれらは明らかに迷い誤の中にいたのである。","ところが,一度あなたがたに艱難が下ると,且つてこれに2倍する程の打撃を(敵に)与えたのに,あなたがたは言う。「これは一体どうしたことか。」言ってやるがいい。「それはあなたがた自身から来たものである。本当にアッラーは凡てのことに全能であられる。」","両軍が相会した日に,あなたがたの被ったことはアッラーの御許しによったもので,それはかれが(それによって)信者を知っておられ,","偽信者をも知っておられるためであった。「アッラーの道のために出征しなさい。それとも(自分の町を)守備しなさい。」と言われると,「かれらはわたしたちに戦うこと(の価値)が分れば,あなたがたに従おう」と言った。その日かれらは,信仰よりも背信に近かった。かれら のロは心にもないことを言う。だがアッラーは,かれらの隠すことを凡て知っておられる。","かれらの同胞(の戦死)に就いて,「かれらがわたしたち(の言)に従って,座視していたら,殺されなかったものを。」と言う者がある。言ってやるがいい。「もしあなたがたの言葉が真実ならば,あなたがたは,先ず自分で死から免れてみなさい。」","アッラーの道のために殺害された者を,死んだと思ってはならない。いや,かれらは主の御許で扶養されて,生きている。","かれらはアッラーの恩恵により,授かったものに満悦し,かれらのあとに続く(生き残った)人たちのために喜んでいる。その(生き残った)人たちは恐れもなく憂いもないと。","アッラーの御恵みと恩恵を喜び,またアッラーが信者への報奨を,決してむだにされないことを喜んでいる。","負傷した後でもアッラーと使徒の呼びかけに応えた者,正義を行い,また主を畏れる者には,偉大な報奨がある。","人びとが,かれらに向かって言った。「見なさい,あなたがたに対して大軍が集結している 。かれらを恐れるべきである。」だがこのことが却ってかれらの信仰を深めた。そして「わたしたちには,アッラーがいれば万全である。かれは最も優れた管理者であられる。」と言った。","だからこそかれらは,アッラーの御恵みと恩恵に浴して帰って来た。艱難にも遭遇しないで,かれらはアッラーの喜ばれるところに従うことが出来た。本当にアッラーは偉大な恩恵の主であられる。","かの悪魔は,かれの追従者たちを,恐れさせるだけである。だからあなたがたが真の信者ならば,かれらを畏れずわれを畏れなさい。","不信心に向かって急ぐ者のために,あなたの心を痛ませてはならない。かれらは,少しもアッラーを損えない。アッラーは来世において,かれらに福分を与えることを望まれない。かれらは重い懲罰を受けるだけである。","信仰の代りに不信心を購なった者は,少しもアッラーを損えない。かれらは手痛い懲罰を受けるであろう。","信じない者にわれが与える猶予を,かれら自身にとり有利だと思わせてはならない。われは只,かれらの不義を増長させるために,それを与えているのである。かれらは恥ずべき懲罰を受けるであろう。","アッラーは,信者たちの善い者の中から悪い者を区別されるまでは,決してかれらを今の状態で放置されないであろう。またアッラーは幽玄界のことを,あなたがたに現わされない。だがアッラーは御心に適う者を使徒に選ばれる。だがあなたがたは,アッラーとかれの使徒を信じなさい。あなたがたが主を信じて畏れるなら,偉大な報奨を受けるであろう。","アッラーの恩恵によって与えられたものを出すのを嫌う者に,自分のためにそれが有利だと 思わせてはならない。いや,それはかれらのために有害である。かれらの出すのを嫌ったそのものが,復活の日には,かれらの首にまつわるであろう。天と地の遺産は,アッラーに属する。アッラーはあなたがたの行うことを熟知される。","「本当にアッラーは貧乏であられるが,わたしたちは富んでいる。」とロにした者の言葉を,アッラーは確かに御聞になられた。われはかれらの言ったこと,またかれらが,妄りに預言者を殺害したことを記録して置く。われは言う。「あなたがたは炎熱の刑を味わえ。","これはあなたがたの自業自得である。アッラーはそのしもべたちに,決して不正を行われない。」","かれらは「アッラーはわたしたちに約束なされた。(だから)どんな使徒も,(天からの)火で食い尽くされる供物を齎すまでは,決して信じない。」と言う。言ってやるがいい。「わたし以前にも,使徒たちが明証とあなたがたの求めるものを携えて来た。もしあなたがたの言葉が真実なら,何故かれら(使徒たち)を殺害したのか。」","かれらがあなた(ムハンマド)を,嘘付きであるとしても,同じように,あなた以前に来た使徒たちも,嘘付きであるとされている。かれらが,明証や書巻や輝かしい啓典を携えて来たにも拘らず。","誰でも皆死を味わうのである。だが復活の日には,あなたがたは十分に報いられよう。(またこの日)業火から遠ざけられた者は,楽園に入れられ,確実に本望を成就する。この世の生活は,偽りの快楽に過ぎない。","あなたがたは,財産や生活などに就いて必ず試みにあう。そしてあなたがた以前に啓典を下された者からも,多神教徒からも,多くの悪ロを聞かされるであろう。だがあなたがたが耐え忍んで主を畏れるならば,本当にそれは,物事を決断し成し遂げることになる。","アッラーが,且つて啓典の民と約束された時のことを思い起せ。「あなたがたはこれを人びとに説明して,隠してはならない。」だがかれらはこれを背後に捨て,僅かな代償でこれを売った。かれらの取引は何と災いであることよ。","自分の行ったことを誇る者,また行わないのに,称讃されるのを好む者のことなど考えてはならない。これらの者が,懲罰を免れると考えてはならない。かれらは厳しい懲罰を受けるであ ろう。","天と地の大権は,アッラーの有である。アッラーは凡てのことに全能であられる。","本当に天と地の創造,また夜と昼の交替の中には,思慮ある者への印がある。","または立ち,または座り,または横たわって(不断に)アッラーを唱念し,天と地の創造に就いて考える者は言う。「主よ,あなたは徒らに,これを御創りになったのではないのです。あなたの栄光を讃えます。火の懲罰からわたしたちを救って下さい。","主よ,本当にあなたは業火に投げ込まれた者を,必ず屈辱でおおわれる。不義の者には援助者はないであろう。","主よ,本当にわたしたちは『あなたがたの主を信仰しなさい。』と信仰に呼ぶ者の呼び声を開いて,信仰に入りました。主よ,わたしたちの罪を赦されて,凡ての罪業をわたしたちから抹消して,信仰の達成者たちと一緒にあなたに召してください。","主よ,あなたの使徒たちによって,わたしたちに約束されたものを授け,また審判の日には屈辱から救って下さい。本当にあなたは,決して約束を無になさいません。」","主はかれら(の祈り)を聞き入れられ,(仰せられた)。「本当にわれは,あなたがたの誰の働いた働きもむだにしないであろう。男でも女でも,あなたがたは互いに同士である。それで移住した者,故郷から追放された者,わが道のために迫害され,また奮戦して殺害された者には ,われはきっとかれらから凡ての罪業を消滅して,川が下を流れる楽園に入らせよう。」これはアッラーの御許からの報奨である。アッラーの御許にこそ,最も優れた報奨がある。","あなたは,不信者が地上をあちこち歩き回わっているのに感わされてはならない。","これは片時の歓楽である,やがて地獄がかれらの住まいとなろう。それは悪い臥床である。","だが主を畏れる者には,川が下を流れる楽園があり,かれらは永遠にその中に住むであろう。これはアッラーの御許からの歓待である。正しき者のため,アッラーの御許に(準備して)あるものは最も優れている。","啓典の民の中にも,アッラーを信仰し,あなたがたに下されたものとかれらに下されたものを信じて,アッラーに謙虚に仕え,僅かな代価でアッラーの啓示を売ったりしない者がいる。これらの者には,アッラーの御許で報奨があろう。本当にアッラーは清算に迅速であられる。","あなたがた信仰する者よ,耐え忍びなさい。忍耐に極めて強く,互いに堅固でありなさい。そしてアッラーを畏れなさい。そうすればあなたがたは成功するであろう。"],"n":"Aal-E-Imran"},{"i":4,"v":["人びとよ,あなたがたの主を畏れなさい。かれはひとつの魂からあなたがたを創り,またその魂から配偶者を創り,両人から,無数の男と女を増やし広められた方であられる。あなたがたはアッラーを畏れなさい。かれの御名においてお互いに頼みごとをする御方であられる。また近親の絆を(尊重しなさい)。本当にアッラーはあなたがたを絶えず見守られる。","孤児たちの財産を返還しなさい。(自分の)悪いものを,(かれらの)良いものと替えてはならない。またかれらの財産をわがものにしてはならない。誠にそれは大罪である。","あなたがたがもし孤児に対し,公正にしてやれそうにもないならば,あなたがたがよいと思う 2人,3人または4人の女を嬰れ。だが公平にしてやれそうにもないならば,只1人だけ(嬰るか),またはあなたがたの右手が所有する者(奴隷の女)で我慢しておきなさい。このことは不公正を避けるため,もっとも公正である。","そして(結婚に際しては)女にマハルを贈り物として与えなさい。だがかの女らが自らその一部を戻すことを願うならば,喜んでこれを納めなさい。","アッラーから保管を委託された財産を,精神薄弱者に渡してはならない。そして,かれらに衣食を与え,懇切に言葉優しく話しかけなさい。","結婚年齢に達するまでは,孤児を試しなさい。もし,立派な分別があると認められたならば,その財産をかれらに渡しなさい。かれら(孤児)が成年になるまで,浪費したり,急いで消費してはならない。(後見者が)金持ならば抑制してこれに手を触れてはならない。また貧乏ならば,(後見のために)適切に使いなさい。孤児に返還する際は,かれらのために証人を立てなさい。アッラーは清算者として万全であられる。","男は両親および近親の遺産の一部を得,女もまた両親及び近親の遺産の一部を得る。そのさい遺産の多少を問わず定められたように配分しなさい。","遺産の分配に際し,もし遠い親族や孤児や貧者が,その場に居合わせた時は,それ(遺産)からかれらにも与え,懇切に言葉優しく話しかけなさい。","自分のあとにひ弱い子女を残し,それらの身を案じる者はよく心配して置け。だからアッラーを畏れ,誠意ある言葉で語りなさい。","不当に孤児の財産を食い減らす者は,本当に腹の中に火を食らう者。かれらはやがて烈火に焼かれるであろう。","アッラーはあなたがたの子女に就いてこう命じられる。男児には,女児の2人分と同額。もし女児のみ2人以上のときは遺産の3分の2を受ける。もし女児一人の時は,2分の1を受ける。またその両親は,かれに遺児のある場合,それぞれ遺産の6分の1を受ける。もし遺児がなく,両親がその相続者である場合は,母親はその3分の1を受ける。またもしかれに兄弟がある場合は,母親は6分の1を受ける。(いずれの場合も)その遺言したものと,債務を清算した残り(の分配)で ある。あなたがたは自分の父母と自分の子女との,どちらがあなたがたにとって,より益があるかを知らない。(これは)アッラーの掟である。本当にアッラーは全知にして英明であられる。","妻が遺したものは,かの女らに子がない場合,半分をあなたがたが受ける。もし子がある場合は,かの女らの遺言と債務を果たした後,あなたはかの女の残したものの,4分の1を受ける。またあなたがたが遺すものは,あなたがたに子がない場合は妻はあなたの遺産の4分の1を受ける。もしあなたがたに子がある場合は,遺言と債務を果たした後,かの女たちはあなたが残したものの8分の1を受ける。もし遺産を遺す男または女に,父母も子女もなく,兄弟または姉妹一人だけある場合は,その者が遺産の6分の1を受ける。兄弟姉妹が多い場合,かれらは全員で3分の1の分け前を得る。これは,遺言と債務を果たした後のことで,(誰にも)損害を及ぼすことはない。(これは)アッラーからの定めである。アッラーは全知にして大度量であられる。","これらは,アッラーの定められた決まりである。アッラーとその使徒に服従する者は,川が下を流れる楽園に入り,永遠にその中に住むであろう。それは至上の幸福の成就である。","だがアッラーとその使徒に従わず,かれの定めに背く者は,業火に入り,永遠にその中に住む。かれは恥ずべき懲罰を受けるであろう。","あなたがたの女たちの中,不貞を働いた者には,あなたがたの中から,かの女らに対し4名の証人を立てなさい。かれらがもしこれを証言したならば,かの女らを家の中に監禁しなさい。死がかの女らを連れ去るか,アッラーがかの女らのため,(別の)道を決められるまで。","あなたがたの中2人で罪を犯した者は(2人とも)処罰しなさい。だが,その罪を悔いて身を修めるならば,そのままに放って置け。本当にアッラーは,度々御赦しなされる方,慈悲深い方であられる。","アッラーが悔悟を御赦しなされるのは,知らずに悪事を犯したが,直ぐ後で,悔い改める者だけである。アッラーは,これらの者を御赦しになられる。アッラーは全知にして英明な御方であられる。","だが,死に臨むまで悪行を続け,その時になって「今悔い改めます。」と言う者,また不信心のまま死ぬ者の悔悟は御赦しになられない。かれらのために,われは痛苦の懲罰を準備してある。","あなたがた信仰する者よ,当人の意志に反して,女を相続してはならない。あなたがたが,かの女らに与えたマハルの一部を取り戻すために,かの女らを手荒に扱ってはならない。明らかに不貞の事実があれば別である。出来るだけ仲良く,かの女らと暮しなさい。あなたがたが,かの女らを嫌っても(忍耐しなさい)。そのうち(嫌っている点)にアッラーからよいことを授かるであろう。","あなたがたが一人の妻の代りに,他と替えようとする時は,仮令かの女に(如何に)巨額を与えていても,その中から何も取り戻してはならない。あなたがたは,ありもしない中傷という明白な罪を犯して,これを取り戻そうとするのか。","あなたがたは,どうしてそれを取り戻すことが出来ようか。既に互いに深い関係もあり,かの女らは堅い誓約をあなたがたから得ているのである。","あなたがたの父が結婚したことのある女と,結婚してはならない。過ぎ去った昔のことは問わないが。それは,恥ずべき憎むべきこと。忌まわしい道である。","あなたがたに禁じられている(結婚)は,あなたがたの母,女児,姉妹,父方のおば,母方のおば,兄弟の女児,姉妹の女児,授乳した乳母,同乳の姉妹,妻の母,あなたがたが関係している妻の生んだ養育中の養女,あなたがたがその妻と,未だ関係していないならばその連れ子を妻にしても罪はない。およびあなたがたの生んだ息子の妻,また同時に二人の姉妹を娶ること(も禁じられる)。過ぎ去った昔のことは問わないが。アッラーは寛容にして慈悲深くあられる。","またあなたがたに(禁じられている者は),夫のある女である。ただしあなたがたの右手の所有する者(奴隷の女)は別である。これはあなたがたに対するアッラーの掟である。これら以外は,すべてあなたがたに合法であるから,あなたがたの財資をもって,(良縁を)探し求め,面目を恥かしめず,私通(のよう)でなく(結婚しなさい)。それでかの女らと,交わった者は,定められたマハルを与えなさい。だがマハルが定められた後,相互の合意の上なら,(変更しても)あなたがたに罪はない。本当にアッラーは全知にして英明な御方であられる。","あなたがたの中,信者の自由な女を娶ろ資力のない者は,右手の所有する信仰ある女を娶れ。アッラーはあなたがたの信仰を熟知される。あなたがたは,(皆)一人の者から次々に(生まれた者で)ある。だから女性の家族の承諾を得て,かの女らと結婚しなさい。そして妥当な婚資を,かの女らに贈れ。かの女らが慎ましく,淫らでなく,また隠した友もないならば。かの女らが妻となった後に,破廉恥な行いがあれば,懲罰は自由な女に科せられる半分である。これはあなたがたの中,罪を犯すことを恐れる者への定めである。だが欲を押えるならば,あなたがたにとり更によい。本当にアッラーは寛容にして慈悲深くあられる。","アッラーはあなたがたに(掟を)解明して,あなたがた以前の者の慣行に導こうとなされ,あなたがたの悔悟を許すよう望まれる。アッラーは全知にして英明であられる。","アッラーは,あなたに対し悔悟を赦そうと望まれる。だが自分の欲望に従う者たちには,片寄った上にも,大きく片寄り去るよう望まれる。","(また)アッラーは,あなたがた(の負担)を軽くするよう望まれる。人間は(生れ付き)弱いものに創られている。","信仰する者よ,あなたがたの財産を,不正にあなたがたの間で浪費してはならない。だがお互いの善意による,商売上の場合は別である。またあなたがた自身を,殺し(たり害し)てはならない。誠にアッラーはあなたがたに慈悲深くあられる。","もし敵意や悪意でこれをする者あれば,やがてわれは,かれらを業火に投げ込むであろう。それはアッラーにとって,非常に易しいことである。","だがあなたがたが,禁じられた大罪を避けるならば,われはあなたがたの罪過を消滅させ,栄誉ある門に入らせるであろう。","アッラーがあなたがたのある者に,他よりも多く与えたものを,羨んではならない。男たちは,その稼ぎに応じて分け前があり,女たちにも,その稼ぎに応じて分け前がある。アッラーの御恵みを願え。誠にアッラーは凡てのことをよく知っておられる。","各人のために,われはその父母と近親が残すものの相続者を決めた。なおあなたがたの右手が約束した者にも,その分け前を与えなさい。本当にアッラーは凡てのことの立証者であられる 。","男は女の擁護者(家長)である。それはアッラーが,一方を他よりも強くなされ,かれらが自分の財産から(扶養するため),経費を出すためである。それで貞節な女は従順に,アッラーの守護の下に(夫の)不在中を守る。あなたがたが,不忠実,不行跡の心配のある女たちには諭し,それでもだめならこれを臥所に置き去りにし,それでも効きめがなければこれを打て。それで言うことを聞くようならばかの女に対して(それ以上の)ことをしてはならない。本当にアッラーは極めて高く偉大であられる。","もしあなたがたが,両人の破局を恐れるならば,男の一族から一人の調停者を,また女の一族からも一人の調停者をあげなさい。両人がもし和解を望むならば,アッラーは両人の間を融和されよう。本当にアッラーは,全知にして何ごとにも通暁しておられる。","アッラーに仕えなさい。何ものをもかれに併置してはならない。父母に懇切を尽くし,また近親や孤児,貧者や血縁のある隣人,血縁のない隣人,道づれの仲間や旅行者,およびあなたがたの右手が所有する者(に規切であれ)。アッラーは高慢な者,うぬぼれる者を御好みになられない。","かれらは吝嗇な者たちで,人びとにも吝嗇を勧め,アッラーがかれらに与えられた恩恵を隠すためにわが信仰を拒む者のためには,恥ずべき懲罰を準備しておいた。","かれらは人びとに見せびらかすために,その財産を施し,アッラーも,最後の(審判の)日をも信じない。誰にしろ悪魔を仲間とする者は,何と忌まわしい仲間をもったことよ。","かれらが仮令アッラーと最後の日を信じて,アッラーがかれらに与えたものから施しても,かれらにとり何の負担になろうか。アッラーはかれらをよく知っておられる。","誠にアッラーは,敏塵の重さ程も間違えられない。もし一善があれば,かれはこれを倍加なされ,またかれの御許から偉大な報奨を与えられよう。","われが,それぞれのウンマから一人の証人を連れてくる時,またあなた(ムハンマド)を,かれらの悪に対する証人とする時は,どんな(有様)であろうか。","その日,信仰を拒否して使徒に従わなかった者たちは,大地がかれらと共に,平らになって消されるよう願うことであろう。かれらは,何一つアッラーに隠しおおせないであろう。","信仰する者よ,あなたがたが酔った時は,自分の言うことが理解出来るようになるまで,礼拝に近付いてはならない。また大汚の時も,旅路にある者を除き,全身を沫浴した後でなければならない。またもしあなたがたが病にかかるか旅行中であり,または誰か廁から出るか,あるいはあなたがたが女と交わって,水を見つけられない場合は,清い上に触れ,あなたがたの顔と両手をなでなさい。本当にアッラーは,罪障を消滅なされる御方,度々御許しなされる御方である。","あなたは見ないか,啓典の一部を与えられた者が,自分に迷誤を購い,あなたがたをも道から迷わせようとするのを。","アッラーはあなたがたの敵を,知り尽くされる。アッラーはぬかりなく愛護され援助なされる。","ユダヤ人のある者は(啓典の)字句の位置を変えて,「わたしたちは聞いた,だが従わない。」と言い,また「あなたがたは,聞かされないことを聞け。」またはその舌をゆがめて〔ラーイナー〕と言い,また宗教を中傷する。だがかれらがもし,「わたしたちは聞きます,そして従います。」,「謹聴せよ。」,また〔ウンズルナー〕と言うならば,かれらのために最もよく, また最も正しい。だがアッラーはかれらが不信心なために,見はなされた。それでも僅かの者しか信仰しない。","啓典の民よ,あなたがたが持っているもの(ムーサーの律法)を確証するために,(いま) われが下したもの(クルアーン)を信じなさい。われがあなたがたの顔を塗りつぶして,それを後ろの方にねじ回わされない前に(信じなさい)。また且つて安息日を破った者たちが,見限られたように見はなされない前に(信じなさい)。アッラーの命令は,必ず成し遂げられるのである。","本当にアッラーは,(何ものをも)かれに配することを赦されない。それ以外のことに就いては,御心に適う者を赦される。アッラーに(何ものかを)配する者は,まさに大罪を犯す者で ある。","あなたは,あの自ら清浄だとする者を知らないのか。いや,アッラーは御心に適う者を清め,かれは少しも不当に扱われない。","見なさい。かれらがアッラーに就いて,如何に偽りを創出しているかを。このこと自体,十分に明白な罪である。","あなたはかの啓典の一部を授かった者を思わないのか,かれらはジブトとターグートを信じ,不信心な者を指して,「これらの者は,信者たちよりも正しい道に導かれている。」と言う。","(啓典の一部を与えられていながら不届なことをする)これらの者は,アッラーの怒りを被むる者である。アッラーが見はなした者を誰一人援助しはしないであろう。","かれらは,大権の一端をあずかれるとでも思っているのか。仮令そうであっても,かれらは少しも人びとに与えることをしないであろう。","それともかれらは,アッラーが恩恵を施されたために,その人びと(アラビア人)を妬むのか。まさにわれはイブラーヒームの子孫に啓典と英知とを授け,且つ偉大な王国を与えた。","だがかれらのある者はこれを信じたが,ある者はそれから背き去った。地獄は燃え盛る火と して十分であろう。","本当にわが印を信じない者は,やがて火獄に投げ込まれよう。かれらの皮膚が焼け尽きる度に,われは他の皮膚でこれに替え,かれらに(飽くまで)懲罰を味わわせるであろう。誠にアッラーは偉力ならびなく英明であられる。","だが信仰して善い行いに励む者には,われは川が下を流れる楽園に入らせ,永遠にその中に住まわせよう。そこでかれらは,純潔な配偶を持ち,われは涼しい影にかれらを入らせるであろう。","誠にアッラーは,あなたがたが信託されたものを,元の所有者に返還することを命じられる。またあなたがたが人の間を裁く時は,公正に裁くことを命じられる。アッラーがあなたがたに訓戒されることは,何と善美なことよ。誠にアッラーは全てを聴き凡てのことに通暁なされる。","あなたがた信仰する者よ,アッラーに従いなさい,また使徒とあなたがたの中の権能をもつ者に従え。あなたがたは何事に就いても異論があれば,アッラーと終末の日を信じるのなら,これをアッラーと使徒に委ねなさい。それは最も良い,最も妥当な決定である。","あなたは,かのあなたに下されたもの,およびあなた以前に下されたものを信じると,ただロ走っている者たちを見なかったのか。かれらは邪神を拒むよう,命じられているにも拘らず,その(争議の)裁定のため,互いに邪神に頼ろうと望んでいる。また悪魔は,かれらが(正道から)遠く迷い去るように導こうと望んでいる。","かれらに向かって「アッラーが下されたもの,また使徒のもとに来なさい。」と告げられた時,にせ信者たちは,嫌って,きっとあなたから背き去るのを見るであろう。","ところがかれらが自ら手を下したことのために,災難にあった時はどうであろう。その時かれらはあなたの許に来て,アッラーに誓けて,「わたしたちは,只好意と調停とを望んだだけだ。」と誓って言うであろう。","これらの者の心の中に抱くことを,アッラーは知っておられる。だからこれを意にとめず,かれらに訓戒し,魂に徹する言葉で呼びかけなさい。","われが使徒を遣わしたのは,唯アッラーの御許しの許に服従,帰依させるためである。もしかれらが間違った時あなたの許に来て,アッラーの御容赦を願い,使徒が,かれらのために御赦しを祈るならば,かれらはアッラーが,度々許される御方,慈悲深い御方であられることが分かるであろう。","だがあなたがたの主に誓けてそうではないのである。かれらは信しないであろう。かれらの間の紛争に就いてあなたの裁定を仰ぎ,あなたの判決したことに,かれら自身不満を感じず,心から納得して信服するまでは。","仮令われがかれらに「身命を棒げなさい。」,または,「家から出て行け。」と命じても,かれらの中少数の者の外は,そうしなかったであろう。もしかれらが,勧められるように行ったならば,きっとかれらのためにも善いことであり,もっと(信仰も)強まったのだが。","その時は,わが許から必ず偉大な報奨を授け,","われは正しい道に,かれらを必ず導ぐのである。","アッラーと使徒に従う者は,アッラーが恩恵を施された預言者たち,誠実な者たち,殉教者たちと正義の人々の仲間となる。これらは何と立派な仲間であることよ。","これはアッラーからの恩恵である。アッラーは凡てのことにぬかりなく通暁しておられる。","信仰する者よ,あなたがたは慎重に警戒しなさい。あるいは分隊で進み,あるいは全隊で出動しなさい。","あなたがたの中には,確かに遅れをとる者がある。もし艱難があなたがたに下れば,「わたしたちが,かれらと一緒に殉教しなかったのは,まさにアッラーの御恵みだ。」と言う。","だがアッラーからの恩恵が,あなたがたに下る時は,まるであなたがたとかれらとの間に全く友情もなかったかのように,かれらはきっと,「ああ,わたしがかれらと一緒であったなら,わたしは大成功をなし遂げたのだが。」と言う。","だから来世のために,現世の生活を捨てる者に,アッラーの道のために戦わせなさい。アッラーの道のために戦った者には,殺害された者でもまた勝利を得た者でも,われは必ず偉大な報奨を与えるであろう。","あなたがたはどうして,アッラーの道のために戦わないのか。また弱い男や女や子供たちのためにも。かれらは(祈って)言う。「主よ,この不義をなす(マッカの)住民の町から,わた したちを救い出して下さい。そしてわたしたちに,あなたの御許から一人の保護者を立てて下さ い。またわたしたちに,あなたの御許から一人の援助者を立てて下さい。」","信仰する者はアッラーの道のために戦い,信仰しない者は,ターグートの道のために戦う。さあ,悪魔の味方に対して戦え。本当に悪魔の策謀は弱いものである。","「あなたがたの手を控えなさい。そして礼拝の務めを守り,定めの喜捨をしなさい。」と告げられた者を,あなたは見なかったのか。いざかれらに戦闘が命じられると,見よ。かれらの中の一派は,丁度アッラーを恐れるように,人間を恐れ始める。いやもっとひどく恐れる。そして言う。「主よ。あなたは,何故わたしたちに戦闘を命じられますか。何故しばらくの間,わたしたちを猶予なさいませんか。」言ってやるがいい。「現世の歓楽は些細なものである。来世こそは,(アッラーを)畏れる者にとっては最も優れている。あなたがたは,少しも不当に扱われないのである。」","あなたがたが何所にいても,仮令堅固な高楼にいても,死は必ずやって来る。かれらは幸運にあえば,「これはアッラーの御許からだ。」と言い,また災難にあえば,「これはあなた(ムハンマド)からだ。」と言う。言ってやるがいい。「一切はアッラーの御許からである。」一体この人たちはどうしたのであろうか。(どんな)言葉もほとんど理解しないのか。","あなたに訪れるどんな幸福も,アッラーからであり,あなたに起こるどんな災厄も,あなた自身からである。われはあなたを,人びとへの使徒として遺わした。本当にアッラーは証人として万全であられる。","使徒に従う者は,まさにアッラーに従う者である。誰でも背き去る者のために,われはあなたを見張り人として遺わしたのではない。","かれらは,「仰せに従います。」と言うが,一度あなたの前から立ち去ると,あなたが言ったのとは違ったことを夜もすがら策謀する。だがアッラーはかれらの終夜の策謀を記録なされる 。だからあなたはかれらから遠ざかり,アッラーに御縋りしなさい。誠にアッラーは保護者とし て万全であられる。","かれらはクルアーンを,よく考えてみないのであろうか。もしそれがアッラー以外のものから出たとすれば,かれらはその中にきっと多くの矛盾を見出すであろう。","かれらは(戦時に)優勢,劣勢の情報を得る度にそれを言いふらす。だが,もしそれを使徒,または権威を委ねられた者たちにただしたなら,(正しい)判断を求めた者はそれを知り得ただろうに。誠にアッラーの恩恵と慈悲が,あなたがたの上になかったならば,僅かの者の外,あなたがたはきっと悪魔に従ったであろう。","だからアッラーの道のために戦え。あなた(ムハンマド)は,自分に対してだけ,責めを負わされているのだ。信者たちを激励しなさい。おそらくアッラーは,信仰しない者たちの戦意を抑止されよう。アッラーの武勇はなにものよりも優れ,その罰もはるかに厳しいのである。","善い勧告で執り成す者には,それに相応する分け前があろう。また悪い勧告で執り成す者は,それに相応する重荷を負うであろう。アッラーは,凡てのことに御力を御持ちになられる。","あなたがたが挨拶された時は,更に丁重な挨拶をするか,または同様の挨拶を返せ。誠にアッラーは凡てのことを清算なされる。","アッラー,かれの外に神はないのである。かれは審判の日にあなたがたを集められる。それには,疑いの余地はない。誰の言葉が,アッラーよりも真実であろうか。","あなたがたは,偽信者たちのことで,どうして2派に分れたのか。アッラーはかれらの行いのために,かれらを(不信心に)転落させられたではないか。あなたがたは,アッラーが迷わせられた者を導こうと望むのか。本当にアッラーが迷わせられた者には,決して道を見いだせないであろう。","かれらは自分が無信仰なように,あなたがたも無信仰になり,(かれらの)同類になることを望む。だからかれらがアッラーの道に移って来るまでは,かれらの中から(親しい)友を得てはならない。もしかれらが背をむけるならば,ところかまわずかれらを捕え,見付け次第かれらを殺せ。かれらの中から決して友や援助者を得てはならない。","だが,あなたがたと盟約した民に仲間入りした者,またはあなたがたとも自分の人びととも戦わないと,心に決めて,あなたのところへやって来る者は別である。もしアッラーの御心ならば,かれは,あなたがたよりもかれらを優勢になされ,あなたがたと戦うであろう。それで,も しかれらが身を引いて,あなたがたと戦わないで和平を申し出るならば,アッラーはかれらに対 して(戦う)道を,あなたがたに与えられない。","外のある者は,あなたがたから安全を望み,また,自分の人びとからも安全であり度いと望むのを,あなたがたは見るであろう。かれらは試みにあう度に,それら(の誘惑)に陥り転落する。それでかれらがもし退かず,あなたがたに和平も求めず,また手を納めないなら,ところかまわずかれらを捕え,見つけ次第かれらを殺せ。これらの者に対しては,われはあなたがたに,明白な権能を授ける。","信者は信者を殺害してはならない。過失の場合は別であるにしても。過失で信者を殺した者は,1名の信者の奴隷を解放し,且つ(被害者の)家族に対し血の代償を支払え,だがかれらが見逃す場合は別である。もし被害者があなたがたと敵対関係にある民に属し,信者である場合は,1名の信者の奴隷を解放すればよい。またもしかれが,あなたがたと同盟している民に属する場合は,その家族に血の代償を支払ったうえ,1名の信者の奴隷を解放しなければならない。資力のない者は,アッラーからの罪の償いに続けて2ケ月間の斎戒をしなさい。アッラーは全知にして英明であられる。","だが信者を故意に殺害した者は,その応報は地獄で,かれは永遠にその中に住むであろう。アッラーは怒ってかれを見はなされ,厳しい懲罰を備えられる。","信仰する者よ,あなたがたがアッラーの道のために,出動するときは,(慎重に)事態を見きわめ,あなたがたに挨拶する者に向かって,「あなたがたは信者ではない。」と言ってはならない。あなたがたは現世の生活上の消えやすい財貨を求めるが,アッラーの御許には,夥しい戦利品がある。以前あなたがたもそうであったが,アッラーは御恵みを与えられる。だから(慎重に)行動しなさい。誠にアッラーは,あなたがたの行うことを熟知なされる。","信者の中,これと言った支障もないのに(家に)座っている者と,財産と生命を捧げて,アッラーの道のために奮闘する者とは同じではない。アッラーは,財産と生命を棒げて奮闘する者に,座っている者より高い位階を授けられる。アッラーは(信者の)それぞれに,良い報奨を約束なされる。だがアッラーは奮闘する者には座っている者よりも偉大な報奨を授けられる。","位階も御赦しも慈悲も。誠にアッラーは寛容にして慈悲深くあられる。","自分自身を損っているところを天使に召された人々に(天使は)言う。「あなたがたはどうしていたのか。」かれらは(答えて)言う。「わたしたちは地上で弱く,痛めつけられていました。」その時かれら(天使)は言う。「アッラーの国土は広大ではなかったのか,あなたがたはそこに移り住めたではないか。」これらの者の住まいは地獄であろう。何と悪い帰り所であるこ とよ。","只(本当に)弱かった男女と子供たちは別である。かれらは(自ら避難する)手段を見い出すことも出来ず,また道へも導かれなかった。","これらの者には,あるいはアッラーの御許しがあろう。アッラーは,罪障を消滅なされる御方,度々御赦しなされる御方である。","アッラーの道のために移住する者は,地上に広い避難所と,豊かさ(居住地)のあることを知るであろう。凡そアッラーとその使徒の許に,家郷から移り住み,その後(例え)死に捕えられても,そのものの報奨に就いて必ずアッラーが請け合われる。アッラーは覚容にして慈悲深くあられる。","あなたがたが地上を旅する時,もし信仰のない者たちに,害を加えられる恐れのある時は,礼拝を短縮しても罪はない。誠に不信者は,あなたがたの公然の敵である。","あなたがかれら(信者)の中にあって,かれらと礼拝に立つ時は,(まず)かれらの一部をあなたと共に(礼拝に)立たせそしてかれらに武器を持たせなさい。かれらがサジダ(して第1のラカート「礼拝の単位」)を終えたならば,あなたがたの後ろに行かせ,それからまだ礼拝し ない他の一団に,あなたと共に礼拝(の第2のラカート)をさせ(て礼拝を終わり),かれらに武器を持たせ警戒させなさい。不信者たちは,あなたがたが武器や行李をゆるがせにする隙に乗じ,一挙に飛びかかって襲おうと望んでいる。ただし雨にあい,またはあなたがたが病気の時,自分の武器をおいても罪はない。だが用心の上に用心しなさい。アッラーは不信者のために恥ずべき懲罰を備えられる。","あなたがたは礼拝を終えたならば,立ったまま,また座ったまま,または横になったまま,アッラーを唱念〔ズィクル〕し,安全になった時は,(正しく)礼拝の務めを守れ。本当に礼拝には,信者に対し定められた時刻の掟がある。","あなたがたは,敵を追うことに弱音を吐いてはならない。あなたがたが苦難に陥った時は,かれらもまた同じように苦しんでいる。しかもあなたがたは,アッラーからの希望が持てるが,かれらにはない。アッラーは全知にして英明であられる。","誠にわれは,真理をもってあなたに啓典を下した。これはアッラーが示されたところによって,あなたが人びとの間を裁くためである。あなたは背信者を弁護してはならない。","アッラーの御赦しを請いなさい。アッラーは寛容にして悲慈深くあられる。","自らの魂を歎く者を弁護してはならない。アッラーは背信して罪を犯す者を御好みになられない。","かれらは人に(その罪を)隠せるが,アッラーに隠しだてすることは出来ない。夜中にかれの御喜びになられないことを,策謀する時でも,かれはかれらと共においでになられる。誠にアッラーは,かれらの行う一切のことを御存知であられる。","これ,あなたがたは現世の生活の上でかれらのために弁護している。だが誰が,復活の日に,かれらのためアッラーに弁護出来よう。また誰が,かれらの事の保護者となろうか。","悪事を行い,また自分の魂を損っても,直ぐにアッラーの御赦しを請うならば,アッラーが寛容で慈悲深くあられることが分るであろう。","罪を稼ぐ者は,自分の身にそれを稼ぐだけ。アッラーは全知にして英明な御方であられる。","過失または罪を犯して,これを潔白な者のせいにする者は,虚偽と明白な罪を負う者である。","もしあなたに対する,アッラーの恩恵と慈悲がなかったならば,かれらの一派は,あなたを迷わそうと企んだであろう。だがかれらは只自分自身を迷わせただけで,少しもあなたを損うことは出来ない。アッラーは啓典と英知とを,あなたに下し,あなたが全く知らなかったことを教えられた。あなたに対するアッラーの恩恵こそ偉大である。","かれらの秘密の会議の多くは,無益なことである。ただし施しや善行を勧め,あるいは人びとの間を執り成すのは別である。アッラーの御喜びを求めてこれを行う者には,われはやがて,偉大な報奨を与えるであろう。","導きが明らかにされたにも拘らず,使徒に背き,信者の道ではない道に従う者には,かれが転向したいままに任せ,結局かれは地獄に入るであろう。何と悪い帰り所であることよ。","誠にアッラーは,(何ものをも)かれに配することを御赦しになられない。だがその外のことは,御心に適えば御赦し下される。凡そアッラーに同位の者をあげる者は,確かに遠く(正道から)迷い去った者である。","かれらはかれを差し置いて,女の像に祈っている。それは反逆した悪魔に祈っているにすぎない。","アッラーはかれ(悪魔)を見限られた。だがかれは言った。「わたしはあなたのしもベの中 ,相当の部分の者をきっと連れさるでしょう。","またわたしはきっとかれらを迷わせて,その虚しい欲望に耽らせ,またかれらに命じて家畜の耳を切り,アッラーの創造を変形させます。」誰でもアッラーの外に悪魔を友とする者は,必ず明らかな損失を被るのである。","(悪魔は)かれらと約束を結び,虚しい欲望に耽らせるであろう。だが悪魔の約束は,欺瞞に過ぎない。","かれらの住まいは地獄である。かれらはそれから逃れる道を,見いだせない。","だが信仰して善い行いに励む者は,われはやがて,川が下を流れる楽園に入らせ,永遠にその中に住まわせよう。アッラーの約束は真実である。誰の言葉がアッラーのそれよりも真実であろうか。","これはあなたがたの妄想によるものではなく,また啓典の民の妄想でもない。誰でも悪事を行う者は,その報いを受けよう。アッラーの外には,愛護し援助する者も見いだせない。","誰でも,正しい行いに励む者は,男でも女でも信仰に堅固な者。これらは楽園に入り,少しも不当に扱われない。","アッラーに真心こめて服従,帰依し,善い行いに励み,イブラーヒームの純正な信仰に従う者以上に優れた者があろうか。アッラーは,イブラーヒームを親しい友にされたのである。","凡そ天にあり,地にある凡てのものは,アッラーの有であり,アッラーば凡ての事を,包含なされる。","かれらは女のことで,あなたに訓示を求める。言ってやるがいい。「アッラーは,かの女らに関しあなたがたに告げられる。また啓典の中でも,あなたがたが,所定のものを与えず,娶ろうと欲する女の孤児に関し,また哀れな子供らに関し,更にあなたがたが孤児を公正に待遇しなければならないことに関し,あなたに読誦されたこと(を思え)。あなたがたが行うどんな善いことも,アッラーは深くそれを知っておられる。」","もし女が,その夫から虐待され,忌避される心配があるとき,両人の間を,和解させるのは罪ではない。和解はもよいことである。だが人間の魂は,貪欲になりがちである。もしあなたがたが善行をし,主を畏れるならば,誠にアッラーは,あなたがたの行うことを熟知なされる。","あなたがたは妻たちに対して公平にしようとしても,到底出来ないであろう。あなたがたは(そう)望んでも。偏愛に傾き,妻の一人をあいまいに放って置いてはならない。あなたがたが融和し,主を畏れるのならば。誠にアッラーは,度々赦される御方,慈悲深い御方であられる。","仮令かれらが離別しても,アッラーは恩沢を与えられ,両人を仕合わせになされる。アッラーは厚施にして英明な御方であられる。","天にあり,また地にある凡てのものは,アッラーの有である。われはあなたがた以前に啓典を与えられた者,またあなたがた(ムスリム)にも,「アッラーを畏れよ。」と命じた。仮令あなたがたが信じなくても,天にあり地にある凡てのものは,アッラーの有である。アッラーは,満ち足りておられる方,讃美すべき方であられる。","天にあり,地にある凡てのものは,アッラーの有である。アッラーは凡ての事をぬかりなく管理される方であられる。","もしかれが御望みになれば,あなたがたを滅ぼし,外の民を招いてこられよう。誠にアッラーは,それをする御力を持っておられる。","現世の報奨を欲する者もあろうが,アッラーの御許には,現世と来世の報奨がある。アッラーは全聴にして凡てに通暁なされる。","あなたがた信仰する者よ,証言にあたってアッラーのため公正を堅持しなさい。仮令あなたがた自身のため,または両親や近親のため(に不利な場合)でも,また富者でも,貧者であっても(公正であれ)。アッラーは(あなたがたよりも)双方にもっと近いのである。だから私欲に従って,(公正から)逸れてはならない。あなたがたが仮令(証言を)曲げ,または背いても,アッラーはあなたがたの行うことを熟知なされる。","あなたがた信仰する者よ,アッラーとかれの使徒を信じなさい。また使徒に下された啓典と ,以前に下された啓典を信じなさい。凡そアッラーを信じないで,天使たちと諸啓典とかれの使徒たち,そして終末の日を信じない者は,確かに遠く迷い去った者である。","一度信仰した者が,やがて不信心になり,それから(再度)信仰してまた背信し,その不信心を増長させる者があるが,アッラーはかれらを決して赦されないし,かれらを(正しい)道に導かれることはない。","偽信者に告げなさい,かれらに痛烈な懲罰があることを。","信者たちを差し置いて,不信心の者を(親密な)友とする者がある。これらの者は,かれらの間で栄誉を求めるのか。いや,凡ての権勢はアッラーに属する。","啓典の中で,あなたがたに確かに訓戒した。もしアッラーの印が拒否され,または嘲笑されるのをあなたがたが耳にするならば,かれらが外の話に移るまでかれらと同席してはならない。あなたがたが(同席)したならば,かれらと同類になる。本当にアッラーは偽信者と不信心の者 を,凡て地獄の中に集められる。","(かれらは)あなたがた(の戦果)を待っていた者たちである。アッラー(の助け)によってあなたがたが勝利を得た時は,(あなたがたに向かって)「わたしたちも,あなたがたと一緒だったではないか。」と言う。もしまた不信心者に有利な時は,(かれらに向かって)「わたしたちは,あなたがたを優勢にしてやったではないか。わたしたちは信者(ムスリム)からあなたがたを守ってやったではないか。」と言う。アッラーは審判の日に,あなたがたを裁かれる。アッラーは信者たちに対して,不信心者たちの(成功する)道を,決して与えられない。","誠に偽信者は,アッラーを欺むこうとするが,かれはかえってかれらを欺むかれる。かれら が礼拝に立つ時は,物憂げに立ち,人に見せるためで,ほとんどアッラーを念じない。","あれやこれやと心が動いて,こちらへでもなくまたあちらへでもない。本当にアッラーが迷うに任せられる者には,あなたはかれのために決して道を見いだしてやれない。","あなたがた信仰する者よ,信者の外に不信心な者を(親しい)友としてはならない。あなたがた自ら(不利な),はっきりとした証拠を,アッラーに差し出すことを望むのか。","本当に偽信者たちは,火獄の最下の奈落に(陥ろう)。あなたはかれらのために,援助する者を見いだせない。","だが悔悟して(その身を)修め,アッラーにしっかりと縋りきって,アッラーに信心の誠を尽くす者は別である。これらは信者たちと共にいる者である。アッラーは,やがて信者に偉大な報奨を与えるであろう。","もしあなたがたが感謝して信仰するならば,アッラーはどうしてあなたがたを処罰されようか。アッラーは嘉し深く知っておられる方である。","アッラーは悪い言葉を,大声で叫ぶのを喜ばれない。だが不当な目にあった者は別である。アッラーは全聴にして全知であられる。","あなたがたが善い行いを公然としても,そっと隠れてしても,または被った害を許してやっても,本当にアッラーは寛容にして全能な方であられる。","アッラーとかれの使徒たちを信じないで,アッラーとかれの使徒たちの間を,分けようと欲して,「わたしたちはあるものを信じるが,あるものは信じない。」と言い,その中間に,一つの路を得ようと欲する者がある。","これらの者こそは,本当に不信者である。われは不信者のために恥ずべき懲罰を備えている。","だがアッラーとその使徒たちを信じ,かれらの間の誰にも差別をしない者には,われはやがて報奨を与えよう。アッラーは寛容にして慈悲深くあられる。","啓典の民はあなたがたが天からかれらに啓典を齎すことを求める。かれらは以前に,ムーサーに対しそれよりも大きいことを求めて,「わたしたちに,アッラーを目の当たり見せてくれ 。」と言った。そのような不正のために,かれらは落雷にうたれて死んだ。それから,明白な種々の印がかれらに下った後,かれらは仔牛を崇拝した。それでもわれはこれを許して明確な権威 をムーサーに授けた。","それからかれらと約束するに当たり,(シナイ)山をかれらの頭上に持ち上げ,「謙虚にこの門に入れ。」とかれらに告げ,また「安息日の戒めに背いてはならない。」と言って,われはかたい約束をかれらからとった。","それなのに(主の不興を被って)かれらはその約束を破り,アッラーの印を信じないで,無法にも預言者を殺害し,「わたしたちの心は,覆われている。」と言った。そうではない。かれらが不信心なために,アッラーはその心を封じられた。だからかれらは,ほとんど何も信じない 。","かれらは不信心のため,またマルヤムに対する激しい中傷の言葉のために,","「わたしたちはアッラーの使徒,マルヤムの子マスィーフ(メシア),イーサーを殺したぞ。」という言葉のために(心を封じられた)。だがかれらがかれ(イーサー)を殺したのでもなく ,またかれを十字架にかけたのでもない。只かれらにそう見えたまでである。本当にこのことに就いて議論する者は,それに疑間を抱いている。かれらはそれに就いて(確かな)知識はなく,只臆測するだけである。だが実際にはかれを殺したのでもなく,","いや,アッラーはかれを,御側に召されたのである。アッラーは偉力ならびなく英明であられる。","啓典の民の中,かれの死ぬ前にしっかりかれを信じる者は一人もいなかった。審判の日において,かれはかれらにとって(不利な)証人となろう。","あるユダヤ人の不義な行いのために,(もともと)合法であったよい(食べ)ものを,われはかれらに禁じた。(これは)かれらが多くの者を,アッラーの道から妨げたためであり,","禁じられてもいた利息(高利)をとり,不正に,人の財産を貪ったためである。われはかれらの中の不信心な者のために,痛ましい懲罰を準備している。","ただしかれらの中,確実な根拠のある知識を持つ者,と信者たちは,あなたに下されたものと,あなた以前に下されたものを信じ,礼拝の務めを守り,定めの喜捨をして,アッラーと終末の日を信じる。これらの者には,われはやがて偉大な報奨を与えるであろう。","本当にわれは,ヌーフやかれ以後の預言者たちに啓示したように,あなたに啓示した。われはまたイブラーヒーム,イスマーイール,イスハーク,ヤアコーブおよび諸支族に(啓示し),またイ―サー,イスハーク,ユーヌス,ハールーンならびにスライマーンにも(啓示した)。またわれはダーウードに詩篇を授けた。","ある使徒たちに就いては,先にわれはあなたに告げたが,未だあなたに告げていない使徒たちもいる。そしてムーサーには,親しくアッラーは語りかけられた。","使徒たちに吉報と警告を齎せたのは,かれらの(遺わされた)後,人々に,アッラーに対する論争がないようにするためである。アッラーは偉力ならびなく英明であられる。","だがアッラーは,あなたに下されたもの(啓示)がかれの御知識によって下されたことを立証なされる。天使たちもまた立証する。本当にアッラーは,抜かりない立証者であられる。","信仰を拒否して,(人びとを)アッラーの道から遠ざける者たちは,確かに遠く迷い去った者である。","アッラーは信仰を拒否して不義を行う者たちを決して赦されず,また(正しい)道に導かれることもない。","地獄への道を行く外になく,永遠にその中に住むであろう。これはアッラーには,非常に容易なことである。","人びとよ,使徒は確かに主からの真理をもってあなたがたの許に来た。だからあなたがたは信じなさい。それがあなたがたのために最も良い。例えあなたがたが信じなくても,本当に天と 地の凡てのものは,アッラーの有である。アッラーは全知にして英明であられる。","啓典の民よ,宗教のことに就いて法を越えてはならない。またアッラーに就いて真実以外を語ってはならない。マルヤムの子マスィーフ・イーサーは,只アッラーの使徒である。マルヤムに授けられたかれの御言葉であり,かれからの霊である。だからアッラーとその使徒たちを信じなさい。「三(位)」などと言ってはならない。止めなさい。それがあなたがたのためになる。 誠にアッラーは唯―の神であられる。かれに讃えあれ。かれに,何で子があろう。天にあり,地にある凡てのものは,アッラーの有である。管理者としてアッラーは万全であられる。","マスィーフはアッラーのしもべであることを決して軽んじたりはしない。また(アッラーの)そばにいる天使たちもしない。かれに仕えることを軽んじ,高慢である者,これらすべての者をかれの御許に集められる。","だが信仰して善い行いに励む者には,かれは十分の報奨を与え,なおその恩恵を増して下される。だが軽んじて高慢な者には,かれは懲罰を科され,アッラーの外にはどんな守護も援助も見いだすことは出来ない。","人びとよ,主から確証が既にあなたがたに齎されたのである。われは明らかな光明をあなたがたに下したのである。","だからアッラーを信仰し,しっかりかれに縋る者は,やがてかれからの慈悲と恩恵に浴させていただき,正しい道で,御許に導いていただけよう。","かれらは合法な判定につき,あなたに問うであろう。言ってやるがいい。「アッラーは,あなたがたに父母も子供もない場合,こう判定なされる。男が死んでもし子がなく,唯1人の姉か妹がある場合は,かの女は遺産の半分を継ぐ。また女が死んでもし子のない場合は,かれ(兄弟 )がかの女(の遺産)を相続する。もし2人の姉妹があれば,遺産の3分の2を2人で相続する。もしまた,兄弟と姉妹があれば,男は女の2人分の分け前を得る。アッラーは誤りがないよう,あなたがたに解明なされる。アッラーは凡てのことを知り尽くされる。」"],"n":"An-Nisa"}]